ブロッコリーは何種類?ロマネスコは含まれる?名前・画像の一覧で紹介!
【野菜ソムリエ監修】ブロッコリーにどんな種類があるか知っていますか?今回は、〈ブロッコリー・スプラウト〉など、ブロッコリーの中でメジャーな種類や〈カリフラワー・ロマネスコ〉など同じ種類ではないが仲間の野菜も紹介します。ブロッコリーの旬・選び方なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ブロッコリーの種類の数はどれくらい?
ブロッコリーは料理に彩りを添えてくれる野菜として重宝しますが、定番のブロッコリーだけでなく珍しいブロッコリーを目にすることがあります。ブロッコリーの種類はどれぐらいあるのでしょうか。
世界では97種類もある
ブロッコリーの原産は地中海沿岸で、キャベツが品種改良されてできた野菜と言われています。アメリカの園芸研究員によるブロッコリーの遺伝的変異についての研究により、世界では97種類ものブロッコリーが存在することがわかっています。
ブロッコリーの種類でメジャーなのは?
97種類ものブロッコリーが存在することが分かりましたが、ここからは一般的によく知られているブロッコリーを紹介します。
①ブロッコリー
ブロッコリーはアブラナ科、アブラナ属の緑黄色野菜で主に花の蕾である「花蕾」を食用とします。店頭ではブロッコリーの品種を明記していることは少ないですが、早生種の「ピクセル」「おはよう」、中生種の「ハイツ」「緑嶺」などたくさんの品種があります。
栄養面ではビタミンCやβカロテン、カリウムなどのミネラルやビタミンが豊富です。またフィトケミカルの一種の「スルフォラファン」を含み、老化やがん予防に繋がる抗酸化効果、肥満抑制効果などが期待できます。
②茎ブロッコリー(スティックセニョール)
茎ブロッコリーはブロッコリーと中国野菜のカイランを掛け合わせて作られたスティックセニョールが代表格です。花蕾と茎を食用とし、アスパラガスに似た甘味があるのが特徴で、栄養はブロッコリーとほぼ同じ成分が含まれています。茎ブロッコリーは、サラダや炒め物など幅広い料理に利用でき、更に茎を活用して肉巻きやベーコン巻といった愉しみ方もできます。
(*茎ブロッコリー(スティックセニョール)について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽のことで、見た目がかいわれ大根に似ていることから辛味があるように考えがちですが辛味や苦みはなく食べやすい野菜です。
ブロッコリーよりもカルシウム、βカロテン、レチノールなどを多く含み、スルフォラファンは7~20倍も含まれ栄養価が高いことで健康増進効果が注目されています。ブロッコリースプラウトを加熱するとビタミンや酵素の損失に繋がるので、生のまま食べるのがおすすめです。