ブロッコリーは何種類?ロマネスコは含まれる?名前・画像の一覧で紹介!
【野菜ソムリエ監修】ブロッコリーにどんな種類があるか知っていますか?今回は、〈ブロッコリー・スプラウト〉など、ブロッコリーの中でメジャーな種類や〈カリフラワー・ロマネスコ〉など同じ種類ではないが仲間の野菜も紹介します。ブロッコリーの旬・選び方なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
紫色のブロッコリーは品種の違いではなく、緑色のブロッコリーが寒さにさらされ「アントシアニン」を出して紫に変色したものです。アントシアニンは水溶性なので茹でると色が抜け緑色に戻ります。寒さにさらされたブロッコリーは甘味が強くなり、一層美味しくいただけます。
ブロッコリーの種類ではないが仲間の野菜は?
ブロッコリーの種類について見てきましたが、次からはブロッコリーによく似た仲間の野菜を取り上げます。ブロッコリーとの違いや特徴について紹介するので参考にしてみて下さい。
①カリフラワー
カリフラワーもブロッコリーと同じくキャベツが変異したアブラナ科の野菜ですが、こちらは淡色野菜に分類されます。カリフラワーはビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、ビタミンCの含有量はブロッコリーに劣るものの茹でた時の損失率が低いので充分に栄養を摂取できるのが特徴です。
また近年は、低カロリーで味にクセがない特徴を生かして、白米の一部を置き換えカリフラワーライスとしてダイエットに活用されることも多くなっています。
(*ブロッコリーとカリフラワーの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ブロッコリーは緑黄色野菜で、カリフラワーは淡色野菜です。また和名ではブロッコリーはメハナヤサイ、カリフラワーはハナカンランとも呼ばれています。
②ロマネスコ
ロマネスコは「フラクタル構造」の形状が特徴的なカリフラワーの一種で、ロマネスコもビタミン、ミネラルなどの栄養成分を多く含みます。ブロッコリーと同じように様々な調理法で利用でき、加熱により甘味が増します。味はブロッコリー、食感はカリフラワーによく似ていると言われています。
まだ日本では生産量が少なく手に入りにくいのですが、家庭菜園でも育てられるので試してみるとよいでしょう。
(*ロマネスコについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ブロッコリーは食べると花蕾がほぐれてきますが、ロマネスコは花蕾がほぐれずコリコリとしていて、ロマネスコの食感はブロッコリーとカリフラワーの中間といえます。
③ケールと掛け合わせたアレッタ
見た目が茎ブロッコリーによく似たアレッタは、ブロッコリーとケールと掛け合わせたなばな類の野菜です。花蕾だけでなく茎や葉も食べられ、茎の部分に甘味が感じられます。相性が良い肉との炒め物や、天ぷら、和え物などのほか、生のままサラダとして食べられるので忙しい時に重宝するでしょう。
アレッタは栄養面でもビタミン類が豊富で、βカロテンはブロッコリーの3倍含まれています。平成23年に品種登録されたばかりの新品種でまだ認知度が低いのですが、健康増進のために積極的に摂取したい野菜のひとつです。