ロマネスコとは?味はまずい?栄養価・旬や食べ方・レシピのおすすめも紹介
【野菜ソムリエ監修】ロマネスコとはどんな野菜か知っていますか?ブロッコリーの1種でしょうか?今回は、ロマネスコの〈旬・産地・味わい・栄養価〉に加えて、切り方・茹で方など下処理の仕方を紹介します。ロマネスコの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ロマネスコとは?どんな野菜?
ロマネスコは、近年スーパーなどでも見かける機会が増えてきた野菜ですが、初めて見た方はその独特の見た目に驚くかもしれません。このロマネスコはいったいどのような野菜なのでしょうか。ロマネスコの旬や産地、味わい、ブロッコリーとの違いについて紹介します。
ロマネスコの旬・産地
ロマネスコの栽培時期は11月~2月、旬は11月頃の冬野菜で、その見た目の美しさからクリスマス時期に最も需要が高まります。イタリアのローマが原産ですが、日本では北海道など寒い地域が主な産地になって全国に出荷されています。また、あまり市場に出回らないので家庭菜園でも作る人も増えてきている野菜です。
ロマネスコの味わいは?まずい?
ロマネスコは鮮度がよいものほど甘味とコクがあり、カリフラワーによく似た味や食感を持っています。生で食べることもでき、そのままでも十分濃厚な甘味を感じますが、茹でるとさらに味が濃縮されて甘くなります。固めに茹でることで歯ごたえのある食感も楽しむことができる野菜です。
Twitterの口コミ
昨晩はチキンと野菜のオーブン焼きにしました。
味つけはレモンと塩胡椒、オリーブオイルで🍋
直売所で小さいサイズのロマネスコを発見🌲
歯ごたえもよく少し甘みもあって美味しいです。
Twitterの口コミ
親父殿が、ブロッコリーとロマネスコを茹で上げてくれた♪
ロマネスコ、美味い!!
癖がなくて甘い!!!
予想以上に美味い!!
ロマネスコはブロッコリーの1種?違いは?
見た目がブロッコリーやカリフラワーにも似ているロマネスコですが、その昔は悪魔の野菜と呼ばれていて怖い印象を持たれていたと言われています。ところが現代では、アート作品のようなフラクタル構造を持つロマネスコの美しい見た目や、その味のファンになる人も増えているようです。
ロマネスコはブロッコリーと同じアブラナ科ですが、両者には明らかな違いがあります。ブロッコリーは噛むとほどける食感ですが、ロマネスコはコリコリとした歯ごたえのある食感です。また、ブロッコリーは緑黄色野菜独特の青臭さがあるのに対して、同じ緑黄色野菜であるロマネスコには青臭さは全くなく甘味が強い味が特徴です。
(*ブロッコリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ロマネスコのつぼみをひとつ取ると、そのつぼみとロマネスコ全体の形が同じことに驚かされます。そのつぼみの中にもさらにつぼみがあって、それもロマネスコ全体と同じ形をしています。この構造を「フラクタル構造」といいます。
ロマネスコの栄養価・効能
緑黄色野菜であるロマネスコにはどのような栄養が含まれるのでしょうか。次に、ロマネスコの主な栄養価と効能について解説します。
①ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
64mg | 85mg | 75% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
ビタミンCはコラーゲンの生成に必須の栄養成分で、肌の調子を整えたり皮膚のメラニン生成を抑え日焼けによるシミを防ぐ効果があると言われています。その他にも、ビタミンCはストレスや病気に対する抵抗力を強めたり、歯や骨を正常に保つ働きを持っています。
最近ではビタミンCの抗酸化作用にも注目が集まっており、がんや動脈硬化の予防効果も期待されているようです。(※1)