れんこんの黒ずみ・斑点は大丈夫?黒くなる原因は?変色を戻す方法を紹介!
【野菜ソムリエ監修】れんこんに黒い部分・斑点があったことはありますか?今回は、れんこんの〈穴・断面〉にある〈黒ずみ・斑点〉や調理中に黒くなる原因について紹介します。黒ずんでしまったれんこんを白く戻す方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
れんこんに黒い斑点・黒ずみが…大丈夫?

れんこんの穴や表面には黒い斑点や黒ずみがみられることがあり、食べても問題ないか気になるでしょう。今回はこの黒い斑点の正体や腐敗の見分け方、そして黒ずみを予防する簡単な方法を解説します。
れんこんの穴・断面が黒い原因は?カビ?泥?

れんこんを切った断面や穴の黒ずみは、カビ・泥なのでしょうか?いたみやすく長期保存に向いていない野菜であることから、腐っていないか気になるところです。ここでは黒ずみや斑点の原因をわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
黒い原因はポリフェノールの酸化
まやか(@mayakamakiri )です!
— チームシンデレラ (@cinderella_sho1) March 9, 2017
花粉症にはレンコン😋
レンコンの表面にある黒ずみだったり黒い斑点は実はポリフェノールの一種『カテキン』であり、それには花粉症を抑える効果があるそうです😽👋💖 pic.twitter.com/TPyToDcYJs
れんこんにはポリフェノールの一種である、タンニンが含まれています。タンニンは空気や鉄分に触れると酸化反応を起こす特徴があり、黒く変色することで知られている成分です。そのため、れんこんを切った断面や穴はタンニンの酸化反応が起こりやすく、黒ずみや斑点が見られることがあります。
調理中に黒くなる原因もポリフェノールの酸化
れんこんに含まれるタンニン系ポリフェノールの特性は、鉄に触れると反応してタンニン鉄を生成することです。そのため茹でて調理すると、鍋の鉄分と結合して黒ずみの原因を引き起こす可能性があります。
そのほか包丁やフライパンの鉄分、水道の蛇口から流れ出る水でも酸化反応を起こします。れんこんの酸化を避けたい場合には、鉄製の調理器具を避けて料理するとよいでしょう。
表面が黒いれんこんを食べても問題ない
酸化反応の黒ずみは腐っているわけではないので、食べても問題はありません。風味や食感に影響は及ぼさないことから、そのまま使うことが可能です。どうしても仕上がりや見栄えが気になる方は、黒い部分を包丁で切り落としてから調理するとよいでしょう。
ポリフェノールの一種であるタンニンは抗酸化作用をもっており、栄養機能としての効果を期待できる成分です。タンニン自体は体に健康被害はないので、安心して食べることができます。
泥の洗浄不足の場合もあるので注意
れんこんは、土の中で育つ根菜です。出荷される前には綺麗に洗浄されていますが、どうしても小さい穴には泥が残っていることもあります。穴の黒ずみが気になった場合は、泥汚れの可能性もあるのでよく覗いて確認してみてください。泥汚れは水で洗えば綺麗に落ちますが、穴が小さく洗いづらい場合は、菜箸や細い棒を使って丁寧に洗い流すようにしましょう。
れんこんが黒い時に注意すべき場合とは?

酸化が原因で黒ずみが出ることは分かりましたが、カビや劣化が原因の場合もあるのでしょうか?どのような状態のれんこんは避けるべきか、見極めるときに注意すべきポイントについて紹介します。
カビ・異臭など腐っている特徴が見られる場合
買ったレンコンが白カビ生えててすぐスーパーに電話したら新しいレンコン持ってきてくれた🙋♀️
— mikan (@ribbon827) April 17, 2020
対応早いバローさん🙏🙏こんな大変な時期なのに家までレンコン届けてくれてありがとう🙏 pic.twitter.com/YhqpnXYtfs