れんこんの黒い斑点・黒ずみは大丈夫?腐敗?原因や変色を戻す方法を紹介!
【野菜ソムリエ監修】れんこんに黒い部分・斑点があったことはありますか?今回は、れんこんの〈穴・断面〉にある〈黒ずみ・斑点〉や調理中に黒くなる原因について紹介します。黒ずんでしまったれんこんを白く戻す方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
黒ずみや斑点の原因が酸化ではなく、カビや腐敗の場合もあります。
・異臭がある
・れんこんの穴や表面全体も黒ずんでいる
・ぬるっとした手触りがある
・穴の周りが赤くなり始めている
・カビが生え始めている
・柔らかくなっている
上記のような腐敗したれんこんを食べてしまうと健康被害があるかもしれないので、腐っていると感じたら調理せずに破棄してください。
れんこんは日持ちしにくい野菜のため、早く劣化したりカビが生えやすい食材です。もともとぬめりがありますが、ぬめりが強かったり異臭がすると腐っている可能性があります。常温保存には向いていないので、冷蔵庫に入れて早めに食べきるようにしましょう。
(*れんこんが腐った時・カビの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
カットしたレンコンを冷蔵庫で保存する場合、断面にぴったりラップをしてレンコンの穴の中を空気が通らないようにすることで、変色予防になります。
黒いれんこんを白く戻す方法は?変色防止できる?
それでは黒くなってしまったれんこんを白く戻すには、どのようにしたらよいのでしょうか?下準備の段階でひと手間加えることで、変色を防止できることができます。ここでは簡単な方法を紹介するので、チェックしてみてください。
①酢水でつける
れんこんの皮をむいた面や切った部分を酢水につけておくことで、変色を防いで白く仕上げることが可能です。
1、4カップの水に小さじ2の酢を加える
2、2分~3分ほど酢水につける
3、水で軽く洗い流す
酢水につけることでれんこんに含まれる酵素のはたらきを抑え、酸化を予防することができます。このとき、れんこんを酢水に漬け過ぎないように注意してください。長時間放置してしまうと、風味や栄養素が水に流れて失われてしまいます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
お酢が苦手な方は、レモン果汁でも代用できます。その場合は、水1カップに対してレモン果汁小さじ1の割合で必要な分だけレモン水を作って浸けてみてください。浸ける時間は2~3分で大丈夫です。
②酢水で茹でる
こすっても落ちない変色は酢水で茹でることによって、黒ずみを改善することができます。
1、4カップの水を沸騰させ小さじ2の酢を加える
2、れんこんを入れて3~4分ほど茹でる
3、水を切って冷水につけて冷ます
4、冷めたら水を切る
酢にはれんこんの色を白くする力があり、酢水で数分ほど茹でることで白く仕上げることができます。茹で時間が長すぎると、栄養素が流れ出てしまうので注意してください。どうしても黒ずみが治りづらい場合には、酢の量を少し増やしながら様子を見るとよいです。
③皮はしっかりむく
皮をきれいにむいて調理することで、黒ずみを予防することができます。
1、むきやすい大きさにれんこんを切る
2、ピーラーを使って皮をむく
3、ピーラーで取り除けなかった皮は、包丁でむいて仕上げる
れんこんの皮と身の間には多くのポリフェノールが含まれており、皮を残して調理すると黒い変色の原因となってしまいます。仕上がりの見栄えや食感を重視する場合は、れんこんの皮はしっかりむいて下準備しましょう
(*れんこんの皮について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④水にさらす
れんこんを切った後はすぐに水にさらすことで、変色を防止することができます。
1、れんこんが浸る程度の水を用意する
2、5分ほど水にさらす
3、調理直前に水から取り出す
切った後のれんこんは空気に触れると変色しやすくなるので、水に浸しておくと黒ずみの予防ができます。他の食材を準備する間は水にさらしておき、調理食前に水から出しましょう。
(*れんこんのアク抜きについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)