そら豆は薄皮ごと食べられる?栄養は?柔らかく調理する方法なども紹介!
【管理栄養士監修】そら豆の皮は食べられるか知っていますか?毒はないでしょうか?皮を剥いて食べる印象ですが今回は、そら豆の皮の栄養や皮を柔らかく調理する方法を紹介します。そら豆のさやが食べられるかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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そら豆は皮ごとは食べられる?毒はない?
そら豆にはしっかりとした皮がついていますが、この皮は食べることはできるのでしょうか?食べられるかどうかに加え、毒などはないかについても詳しく説明します。
問題なく食べられる
そら豆は薄皮をむいてから食べることが多いですが、食べることができます。枝豆とは違って少し硬さがあるので好き嫌いはあるかもしれませんが、毒があるということもありません。しかし、鮮度が落ちるとどんどん硬くなってくるため、美味しく食べることができるのは新鮮なそら豆に限ります。
そら豆の皮に栄養はある?
そら豆の皮は食べられますが、栄養はあるのでしょうか?どの様な栄養素が含まれているかを見てみましょう。
食物繊維がたっぷり
そら豆の皮には、不溶性食物繊維が豊富に含まれています。海藻類などに含まれている水溶性食物繊維とは違い、不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収することで便のカサを増やして蠕動運動を活発にしてくれます。そら豆を皮ごと食べれば、便秘改善につながるでしょう。
柳田ゆい
管理栄養士
食物繊維は不溶性:水溶性=2:1の割合でとるのが理想的と言われています。不溶性ばかり摂りすぎると、便が硬くなって便秘を悪化させることもあるので気をつけましょう。
ポリフェノールも豆の11倍含まれる
そら豆の皮は、豆と比べて11倍ものポリフェノールが含まれています。亜鉛や鉄分も豊富に含まれているため、肌荒れや貧血予防にもなります。そら豆には葉酸が含まれていて、胎児の脳や脊髄を正常に発育させるために必要な栄養素なので妊婦さんにもおすすめです。
(*そら豆の栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
そら豆のさやも食べられる?
薄皮なら皮ごと食べることができるそら豆ですが、さやは食べられるのでしょうか。食べることができるのか、購入するときはどんなものを選べばよいのか詳しく説明します。
さやは基本的に食べられない
そら豆は、大きなさやに包まれているのも特徴です。あまり食べるイメージが無いですが、イタリアなどそら豆を大量に消費している国ではさやも料理に使用されているようです。新鮮なそら豆であれば香りも良く食べることができますが、日本ではあまりおすすめできません。
さやごと食べるのであれば、有機栽培であり収穫して3日以内のものが理想です。絶対に食べられないわけではありませんが、日本で販売されているそら豆でこの条件を満たすものを手に入れるのは難しいかもしれません。