パン粉の賞味期限切れはいつまでOK?未開封でも1年後はNG?保存で日持ちさせるコツも紹介!
パン粉の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、パン粉の賞味期限を〈開封後・未開封〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。パン粉の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
パン粉が腐って使用を避けるべき状態とは?
賞味期限切れの食品を食べる場合、メーカーの保証を得られないので、自分の五感を活用し食べられるかどうか自己判断する必要があります。そこで、パン粉が腐ってしまって食べられない状態の特徴を紹介しますので、賞味期限が切れた時の参考にしてください。
①カビが生えている
パン粉がカビている場合は一目瞭然でわかります。
・青や茶に変色している
・カビ臭い匂いがする
パン粉は開封すると水分を吸収するので、カビが生えやすくなりますが、特に生パン粉はもともと水分値が高いので、よりカビが生えやすい状態にあります。未開封の場合でも、袋の表面には目に見えない小さい穴が空いているので、袋を濡らした場合はカビる可能性もあります。
②虫がわく
パン粉を使おうとしたら、虫がわいていることもあります。その特徴は下記の通りです。
・パン粉の中で何かが動いている
・色の違うものがある
パン粉は小麦粉からできているので、開封した後に虫がわくことがあります。たとえ封をしっかりしていても、小さい虫は袋に入るので、封をした後は冷蔵庫に入れましょう。小さい虫はダニやウジで、見つけられない場合もあります。
もし虫の存在に気づかずに食べてしまうと、ダニアレルギーの人などは食中毒をおこし、命の危険もあるので、気をつけましょう。
③異臭がする
パン粉が腐っている時は匂いが変わります。
・酸っぱい匂いがする
・ゴムのような匂いがする
酸っぱい匂いはパン粉が腐っている可能性があります。パン粉にはPH調整剤が使用されており、そのため酸っぱい匂いがする場合もあります。いつもと違い酸っぱい匂いがすると感じたら、トレーなどにパン粉を広げて5分ほど放置してください。それでも酸臭が消えなければ腐っています。
ゴムのような匂いはパン粉が古くなった証拠です。この匂いも消えませんので、食べずに廃棄してください。
④湿っている
パン粉は開封後、封をしていても湿気を吸収してしまいます。
・手で触ると湿気を感じる
生パン粉はもともと水分値が高いため、湿気に触れると粘りが出てきます。乾燥パン粉も手で触ると明らかに湿気を感じます。湿気を帯びたパン粉は、味が落ちて匂いが変質しています。加熱しても匂いは取れませんし、カビている可能性もありますので、食べないようにしましょう。
パン粉の日持ちする保存方法は?
パン粉を賞味期限よりもさらに長く食べるためにはどのように保存したらいいのかについてです。生パン粉と乾燥パン粉の場合に分けて説明します。
生パン粉が日持ちするのは冷凍保存
生パン粉は要冷蔵なので、通常冷蔵庫で保存します。それでも保存期間は短く、1週間程度となりますが、食べ切れない場合は、冷凍保存すれば2~3週間ほど賞味期限を延ばせます。冷凍保存する時のポイントは下記の通りです。
・一度に使い切る量に小分けする
・密封できる袋に入れる
生パン粉は水分値が高いので、小分けにしてから冷凍しなければ、一つにくっついてしまいます。こうなると全てを解凍して使い切らなくてはなりません。その理由は、解凍した生パン粉を再度冷凍すると品質が著しく悪くなるためです。また、生パン粉は開封後、他の食品の匂いが移りやすいので、密封できるものに入れてから冷凍保存してください。
乾燥パン粉は常温保存で問題ない
乾燥パン粉は未開封の状態なら、遮光し高温多湿な場所を避ければ常温保存が可能です。ただし、開封後は虫を防ぐために、冷蔵庫での保存をおすすめします。常温保存する際のポイントは下記の通りです。
・密封できる容器に入れる
・調理に使った残りのパン粉は処分し、一緒にしない
・早めに使い切る
開封後の乾燥パン粉は湿気と匂い移り、虫の侵入を防ぐために、密封しましょう。調理に使ったパン粉は、他のパン粉に湿気が移り、カビる可能性があるので一緒にしないでください。すぐパン粉を使う予定がない場合は冷蔵保存しましょう。
(*パン粉の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)