鶏肉の生焼けは危険?食中毒になる?判断方法や食べてしまった時の症状・対処法も紹介!
【管理栄養士監修】鶏肉が生焼けになった経験はありますか?実は、食べると食中毒・肝炎になる危険性があります。今回は、鶏肉の生焼けの原因や見分け方にくわえ、生焼け防止の鶏肉料理の焼き方を紹介します。生焼け肉を食べてしまった場合の症状・対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 鶏肉の生焼けは食べても大丈夫?危険?
- 「カンピロバクター」などで食中毒になる可能性があり危険
- ちなみに牛肉は生焼けでも問題ない
- 鶏肉を生焼けで食べてしまったらどうなる?対処法は?
- 食中毒の症状がでたら病院へ行く
- 7日以内に症状がなければ心配ない
- 鶏肉の生焼けの判断方法・見分け方のポイントは?
- ①鶏肉の生焼けを見た目で判断する場合
- ②鶏肉の生焼けを食感で判断する場合
- ③鶏肉の生焼けを竹櫛を使って判断する方法
- 鶏肉の見た目が赤くても生焼けではない場合もある
- 鶏肉が生焼けになる原因と防止策は?加熱時間はどれくらい?
- 鶏肉の加熱時間の目安
- ①強火すぎて中身が焼けてない
- ②肉が分厚すぎて中に火が通りにくい
- ③鶏肉が冷たい状態で加熱している
- 鶏肉が生焼けだったときの対処法は?
- ①レンジで加熱する
- ②煮込み料理にする
- ③余熱を利用する
- 鶏肉の生焼けに要注意!
鶏肉の生焼けの判断方法・見分け方のポイントは?
料理を食べる前に鶏肉が生焼けであることがわかれば食べることを避けることができます。鶏肉の生焼けの判断方法や見分け方を紹介するので、食べる前に注意して確認してみてください。
①鶏肉の生焼けを見た目で判断する場合
出典: @MAFF_JAPAN
見た目で生焼けかを判断する場合のポイントを紹介します。
・表面付近と内部で肉の色が異なる
・中心部の色がピンク色になっている
生焼け場合は肉の中心部がピンク色になっています。焼けているとつやがなくなり、白っぽく色が変わるので焼けた肉を切って断面をみて確認してみましょう。
②鶏肉の生焼けを食感で判断する場合
食感で判断するポイントは以下の通りです。
・食感が柔らかすぎる
・歯切れが悪い
・トロトロした食感がある
食べてから食感の違いで生焼けなことに気づくこともあります。いつも食べている鶏肉と食感が違うと感じたら生焼けの可能性があるので注意してください。
③鶏肉の生焼けを竹櫛を使って判断する方法
竹串を使って切らずにできる温度の確認方法を紹介します。
(方法・手順)
①竹ぐしを焼いた鶏肉の1番厚いところに刺す
②5秒ほどたったら竹串を抜く
③竹串が温まっているか確認する。
竹串の温度を確認し、竹串全体が温かくなっていれば生焼けの心配はありません。薄いところには火が通っていても、厚みのある所は生焼けの場合もあります。厚みのある所に竹串を刺すのが正確に判断するポイントです。
林輝美
管理栄養士
竹櫛を使って、温度の他に肉汁の色を見るのもおすすめです。肉汁が赤いときは火がまだ通ってないので加熱が必要ですが、透明であれば火は通っているので安心して食べられます。
鶏肉の見た目が赤くても生焼けではない場合もある
鶏肉の部位によっては火が通っていても赤く見えることがあります。肉の中心部が白っぽくなり、まばらに赤くなっている場合は火が通っていますので、変色している場所や色をよく見て判断しましょう。
(*鶏肉を加熱しても赤い原因についてもっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。)
鶏肉が生焼けになる原因と防止策は?加熱時間はどれくらい?
肉が生焼けになってしまう原因はいくつかあります。その原因と、防止策を紹介するので是非参考にしてください。また加熱時間の目安も合わせて紹介します。
鶏肉の加熱時間の目安
揚げる、焼く、茹でるなど、様々な調理法がありますが、揚げる場合は170℃程度、焼く場合は中火、茹でる場合は沸騰したお湯で加熱すると、5~6分位で火が入ります。ただし加熱する温度や肉の大きさなどで火の入り方が変わってくるので注意してください。
林輝美
管理栄養士
他にも蒸し焼きにする調理法は、弱火から中火の間で、しっかり鶏肉の中まで火が通ります。食感も、柔らかくふっくらとしておいしく食べられます。