ニンニクの芽の匂いは臭い?予防・対策方法はある?食べた後に消す手段も解説!
【野菜ソムリエ監修】ニンニクの芽を食べたら匂いはするのでしょうか?今回は、ニンニクを食べた後の匂いを予防・対策する方法や、食べてしまった後に消す方法も紹介します。ニンニクの芽を食べた時の良い効能についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ニンニクの芽を食べた後の匂いとは?なぜ臭い?
ニンニクの芽は茎ニンニクとも呼ばれ、中国産のものを中心に1年中流通しています。ニンニクの芽を使った美味しい料理はいくつもありますが、食後の匂いが気になります。ここでは、ニンニクの芽を食べた後の匂いとはどんなものか、なぜ口が臭くなるのかについて説明しましょう。
ニンニクの成分「アリイン」が臭い原因
ニンニクの芽の臭いの原因はアリシンという成分で、空気に触れることで臭いを発します。ただし、ニンニクの芽に最初からアリシンが含まれているわけではなく、アリシンはニンニクの芽に含まれている無臭のアリインという物質が元になっています。アリインは調理で細かく切る・叩く・すり潰すなどすると傷つき、臭いの原因であるアリシンに変化するのが特徴です。
春日爽花
野菜ソムリエ
普段食べているにんにくの鱗片と比べてにんにくの芽には、鉄分、亜鉛、カルシウム、そしてGABAが、多く含まれているため栄養面から見ても優れている食材です。
口・体自体が臭くなることもある
ニンニクの芽はアリインがアリシンに変化して強い臭いが発生しますが、ニンニクの芽を食べてアリシンを摂取しすぎると、口臭だけでなく体全体が臭くなることがあります。
なお、アリシンが口臭として残るのは3時間程度といわれています。しかし、アリシンが発する匂いが血液中に溶け込み、全身に運ばれて体臭に変わった場合は16時間も臭いが続くそうです。
ニンニクの芽の匂いを予防・対策できる方法はある?
ニンニクの芽は食べたいものの、息や体が臭うのは困る場面も往々にしてあります。ここでは、ニンニクの芽の匂いを予防・対策できる方法はあるのかについて説明します。
①牛乳を1杯飲む
ニンニクの芽を食べて息や体が臭くなるのを避けたい時には、食前に牛乳を1杯飲んでおきましょう。アリシンはタンパク質と結合しやすいため、あらかじめ牛乳を飲んでおくと、牛乳のタンパク質にアリシンが結合して臭いが抑えられます。牛乳を選ぶ際にはタンパク質が豊富な低脂肪乳を選ぶと、より効果が発揮されるでしょう。
同じ原理を活用して、ニンニクの芽を食べる際には、肉や魚、大豆といったタンパク質が豊富な食材と一緒に食べても匂いの予防に役立ちます。
②お茶を1杯飲む
牛乳が飲めない人におすすめしたいのは、ニンニクの芽を食べる前に緑茶を1杯飲んでおくことです。緑茶に含まれている茶カテキンというポリフェノールが、ニンニクの芽の臭いを抑制してくれます。
ニンニクの芽の匂いを食後に消す方法は?
外食などで予定外にニンニクの芽を食べてしまい、食後に息の匂いのケアを考えなければならないこともあるでしょう。ここでは、ニンニクの芽の匂いを食後に消す方法を紹介します。
①リンゴを食べる
ニンニクの芽を食べた後にリンゴを食べると、息の匂いを和らげる効果があります。これはリンゴに臭いを抑制する効果を持つポリフェノールであるエピカテキンが含まれているためで、皮つきのまま食べることで効果がより増大します。目安としてはリンゴ1/4個を皮つきで食べるのがおすすめです。