ニンニクの芽の匂いは臭い?予防・対策方法はある?食べた後に消す手段も解説!
【野菜ソムリエ監修】ニンニクの芽を食べたら匂いはするのでしょうか?今回は、ニンニクを食べた後の匂いを予防・対策する方法や、食べてしまった後に消す方法も紹介します。ニンニクの芽を食べた時の良い効能についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ニンニクの芽は、食べて匂いが残るのはデメリットですが、一方で食べると良い効果があるのも事実です。ここでは、ニンニクの芽を食べて起こる良い効果について説明します。
①コレステロール値を下げる
ニンニクの主成分であるアリインは、血液中のコレステロール値を下げる働きを持っているほか、血液をサラサラにして血行を促進したり高血圧を予防したりする働きもあります。さらに血液中の中性脂肪を取り除く効果もあるため、ダイエットや生活習慣病の予防に効果が期待できます。
②疲労回復を促す
ニンニクの芽に含まれたアリインがアリシンに変化すると、ビタミンB1と結合してアリチアミンに変わります。ビタミンB1には疲労回復効果がありますが、脂溶性であるアリチアミンに変化することで吸収率が約10倍まで高まるため、体が疲れた時などにより効果を発揮しやすくなります。
③免疫力が高まる
ニンニクの芽に含まれるアリシンには、免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞を活性化させる作用があります。ナチュラルキラー細胞は侵入したウイルスなどの異物を攻撃して除去し、風邪などの予防に効果を発揮するため、ニンニクの芽は免疫力の向上に役立つ食材と言えます。
④がんの発生を防ぐ
ニンニクの芽に含まれるアリシンは、空気に触れるとスルフィド類に変化し臭いを発しますが、このスルフィド類にはがんの発生を防ぐ働きがあることが近年分かってきました。さらにニンニクの芽に含まれるアリシンは、前述したように体内のナチュラルキラー細胞を活性化しますが、ナチュラルキラー細胞もガン細胞を攻撃して体から排除することが知られています。
ニンニクの芽はスルフィド類やアリシンの働きによってがんの発生を防ぐ効果が期待できるので、生活習慣が乱れがちな方などはニンニクの芽を食べる習慣をつけるのもおすすめです。
(*ニンニクの芽の栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ニンニクの芽を食べてみよう
今回は、 ニンニクを食べた後に臭うのを予防・対策する方法や、食べてしまった後に消す方法も紹介しました。匂いが気になるニンニクの芽ではありますが、食前や食後の対策を実践することで、匂いをやわらげることはできます。ニンニクの芽には栄養効果も高いので、対策を講じながら食べてみることをおすすめします。