ニンニクの芽の栄養価と効能は?成分を逃さない食べ方・調理法など紹介!

【野菜ソムリエ監修】ニンニクの芽に含まれる栄養素を知っていますか?栄養価が高いイメージのニンニクの芽ですが今回は、ニンニクの芽の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。カロリー・糖質のほか、活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ ふじかわなおこ
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ。冷凍生活アドバイザー。...
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエプロ。冷凍生活アドバイザー。 野菜大好き長男(6歳)と野菜嫌いを克服しつつある次男坊(4歳)二人のボーイズママ野菜ソムリエです。自身の経験をもとに野菜嫌いのお子さんとそのママさんのサポーターとして、野菜嫌い克服メニューやちょっとしたテクニックの発信、地域の子育てサロンや幼稚園でこどもとママのためのお野菜教室などを行っています。

目次

  1. ニンニクの芽はどんな食材?毒はない?
  2. ニンニクの芽はジャガイモの芽と違い安全
  3. ニンニクの芽のカロリー・糖質
  4. ニンニクの芽の栄養成分と効果・効能
  5. ①食物繊維
  6. ②β-カロテン
  7. ③葉酸
  8. ④アリシン
  9. ニンニクの芽の栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  10. 油での加熱調理する
  11. ニンニクの芽を食べる際の注意点は?
  12. ニンニクの芽を食べ過ぎない
  13. ニンニクの芽を空腹状態で食べるのも避ける
  14. にんにくの芽の栄養がとれるレシピのおすすめ
  15. ①ナムル
  16. ②オイスター炒め
  17. ③ペッパーソテー
  18. ④マーボーうどん
  19. ⑤餃子
  20. ニンニクの芽は栄養豊富な食材

ニンニクの芽はどんな食材?毒はない?

ニンニクの芽とは、ニンニクが花を咲かせるために伸ばす花茎の部分のことを指しますが、ここでニンニクの芽がどんな食材なのか、また毒性があるのかどうかを解説するので確認してみてください。

ニンニクの芽はジャガイモの芽と違い安全

ニンニクの芽は食用として栽培された野菜ですから、安全に食べることができます。同じ野菜の芽でも、ジャガイモの芽にはソラニンやチャコニンという毒性物質が含まれているので、食べる時には芽を取ってしまうなどの注意が必要です。

(*じゃがいもの芽について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもの芽の毒性は?どこまで取る?取り方のコツや発芽を防ぐ保存法を紹介!

ニンニクの芽のカロリー・糖質

100gあたり カロリー 糖質
ニンニクの芽 45kcal 6.8g
にんにく 134kcal 20.6g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。

ニンニクの芽はにんにくに比べてカロリー・糖質ともに低く、ダイエットに適した食材だと言えます。にんにくを食べるときは100gよりも少ない量を食べる事が多いので、そこまでカロリーに気をつけなければいけないことはありません。また、ニンニクの芽のカロリーや糖質が低いからと言って、食べ過ぎることはよくないので注意しましょう。(※2)

ふじかわなおこ

野菜ソムリエ

ニンニクの芽が店頭に並ぶ際は、上記写真にあるつぼみを切り落とした状態の茎の部分だけをまとめてニンニクの芽として販売されています。

ニンニクの芽の栄養成分と効果・効能


ニンニクの芽のカロリー・糖質を確認しましたが、他にどのような成分が含まれているのか、また効果・効能はどうなのかをここで確認してみましょう。



①食物繊維

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
3.8g 20g 19%


ニンニクの芽は食物繊維が豊富に含まれていることが分かります。ニンニクの芽に含まれている食物繊維は不溶性食物繊維といい、水分を溜め込む性質を持っているので腸内で膨らみます。刺激された腸が活発に動き、快便へと導いてくれるので、ダイエットにも効果が期待できる食材です。

また食物繊維はよく噛まないと噛みちぎれないことから咀嚼量が増えます。よく噛むと満腹中枢が刺激され、空腹感を満たし食べ過ぎを抑えてくれるので肥満予防にもなり、ダイエット効果をもたらします。(※3、4)

②β-カロテン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
710μg - -


ニンニクの芽に多く含まれるβ-カロテンは美容に良いとされる栄養素で、高い抗酸化作用により肌のシミやシワなどを予防する効能があります。また、β-カロテンは体内に取り込むと必要な分だけビタミンAに変わる性質があり、ニキビ肌やドライマウスの改善に効果があるので積極的に摂りたい栄養素です。

また、β-カロテンには身体の中の活性酸素の発生を抑える働きや排出を促す働きもあるので、身体の老化を抑制し動脈硬化やがんなど生活習慣病を防ぐ効能が期待できます。(※5)

③葉酸

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