もやしは消化に悪い？時間は？下痢/胃腸炎に？消化にいいレシピも紹介！

もやしは、安価で味や食感に癖がなく様々な料理に使われている野菜です。もやしが消化に悪いと言うのは本当なのでしょうか。もやしが消化に悪いと言われる原因について解説します。消化に良い食品と悪いものの違いについても説明するので、参考にしてみてください。

もやしは野菜の中では比較的消化に悪い方です。野菜が消化されるには約2時間程掛かりますが、その種類によって少しずつ時間は違います。

消化時間は、食物繊維が多く含まれているものほど長くなります。煮込む等の加熱調理によって形が崩れる程柔らかくなるものが繊維が少なく、消化に良い食品です。もやしは加熱してもあまり柔らかくならないので、消化に悪い野菜である事がわかります。

もやしが消化に悪い原因は、不溶性食物繊維が多い事です。食物繊維には水溶性と不溶性のものがあり、より分解されにくい不溶性食物繊維が多いもやしは消化に時間が掛かります。

水溶性食物繊維は消化されやすく、コレステロールの排出や血糖値の上昇を抑える効果のある栄養素です。不溶性食物繊維は消化にはよくありませんが、便秘予防や改善等には効果があり、適切な量を摂取する必要があります。

もやしは消化に悪いので、胃腸が弱っている場合は食べるのを避けてください。胃腸炎等の消化器の異常がある時は、食物繊維が多く含まれる野菜は控えましょう。豆もやしは特に食物繊維が多く含まれるので、注意が必要です。胃腸の調子が悪い時や下痢の時は、白菜のように加熱すると柔らかくなり形が崩れる繊維の少ない野菜を選んでください。

もやしは消化に良い野菜とは言えませんが、食べ方によっては消化しやすくすることが出来ます。もやしの安全な食べ方と食べた時の効果を紹介します。

よく噛んで食べると食品が細かく細断され、消化しやすくなります。また、唾液には消化酵素が含まれているので、十分に噛んで食べる事で消化酵素の働きにより食物がある程度分解されます。

もやしは油を使わない料理にすると、消化に良くなります。消化に時間が掛かる栄養素には、食物繊維以外に脂質があります。脂質は特に消化に時間が掛かり、消化管への負担が大きいので調子が悪い時は避けましょう。もやしの消化を良くするためには、スープ等の油を使わない料理がおすすめです。

調理済みのもやしを水分と一緒に食べるのも、消化に良い食べ方です。もやしは生食が出来ない野菜なので、必ず調理して食べて下さい。水分を十分に摂取する事は食物の消化を促す効果があるので、水を飲みながら食べると良いでしょう。

もやしを大量に食べないようにするのも大切です。どんな食品でも食べ過ぎはよくありませんが、消化に良くないものは特に注意が必要です。もやしは、小皿に盛り付けた料理を一品程度食べるようにしましょう。

もやしには様々な料理に使われている野菜です。その中にはもやしの消化に良いレシピも多く存在します。ここでは、おすすめの消化に良いもやしのレシピを3つ紹介します。

このレシピは少ない材料で簡単に作る事が出来ます。キャベツは煮ると柔らかくなるので、不溶性食物繊維の含有量が少ない野菜です。胡椒は刺激物なので、胃腸の調子が悪い時は入れずに作ってください。

こちらも具材を煮込むだけのお手軽なレシピです。豆腐は食物繊維と脂質が少なく、傷ついた組織の回復に必要なタンパク質が豊富な食品です。消化器の異常がある時は、積極的に取り入れると良いでしょう。

うどんは元々消化に良く、柔らかく煮込んでも美味しく食べられます。消化に良い食品で油分も少ないので、消化管に異常がある時に最適なレシピです。卵のふんわりとした食感とスープの旨味が美味しい一品です。

もやしは食物繊維が多く含まれているため消化に良くないので、消化器の異常がある時は避けた方が良い野菜です。しかし、食べ方によってはある程度消化を良くすることが出来ます。もやしの消化に良い食べ方を知り、安全に食べられる方法を選びましょう。