紅茶の利尿作用にはメリットも?何時間で効く?ひどい場合の対処法も紹介!
紅茶の利尿作用はどのくらい強いのでしょうか?トイレが近くなると言われますが本当でしょうか?今回は、〈むくみ改善・高血圧〉予防など紅茶の利尿作用によるメリットや、飲みはじめて何時間程度で効果が出るのかを紹介します。紅茶の利尿作用がひどい場合の対処法・飲み方や、〈ダイエット効果〉など紅茶の利尿作用以外の効果も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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紅茶の利尿作用の強さは?何時間ほどで効く?
紅茶には利尿作用があると言われますが、なぜ引き起こされどのくらいの時間で効き始めるのかを知っておくと、飲む時間や量を調整できるでしょう。コーヒーや緑茶と比べると、どちらの方が利尿作用が強いのかといった疑問についても解説するので参考にしてください。
紅茶の利尿作用は飲んでから30〜60分後に出る
紅茶の利尿作用は紅茶に含まれるカフェインによるもので、飲んでから30~60分後にその作用が出始めると言われています。なぜカフェインを摂取するとトイレが近くなるのでしょうか。それは、カフェインによる交感神経の刺激により腎臓の血流が増加し、利尿作用が促進されるからです。
カフェインは紅茶の他にコーヒーや緑茶にも含まれており、紅茶200mlにおよそ50mgのカフェイン量に対し、コーヒーは80~100mgで緑茶は40mgほどになります。紅茶と緑茶はほとんど同じくらいのカフェイン含有量ですが、コーヒーはおよそ2倍なので、コーヒーの方が利尿作用も強まります。
紅茶の利尿作用にはメリットが多い?でも飲み過ぎに注意?
紅茶の持つ利尿作用は健康に過ごすためにメリットになることも多くある一方で、飲み過ぎると困ることもあるので注意が必要です。紅茶の利尿作用がもたらす効果と、気を付けるべき点について解説します。
①デトックス効果
紅茶を飲んだ後に得られる利尿作用により、デトックス効果がもたらされます。飲食物から摂り入れた水分は、腎臓において体に必要なものとそうでないものに分けられ、体内の老廃物や毒素などの不必要なものは尿として排出されるからです。もしこの作用がなければ、老廃物や毒素が体内に蓄積され体は不調になるでしょう。
②むくみの解消・改善
皮膚の下にたまった余分な水分がむくみの正体ですが、むくみの解消や改善には利尿作用が重要な役割を担っています。塩分の摂り過ぎや生活習慣の乱れにより、体内の水分と電解質のバランスが崩れると不要なものが体外に排出されにくくなり、むくみに繋がってしまいます。しかし正常な利尿作用により不要物を尿と一緒に排出すれば、むくみが解消されるのです。
③血圧の上昇を防ぐ
利尿作用は血圧の上昇を抑制し、生活習慣病の予防にも効果があります。血圧が上がる原因の一つとして、体内に余分な水分や電解質が増えてしまうと血管を通る血液量も増えることが挙げられます。体内の水分と電解質のバランスを正常にするには、尿として体外に不必要なものを排出することが重要です。
④膀胱炎を防ぐ
利尿作用は膀胱炎を防ぐといったメリットもあります。膀胱炎は膀胱の中で細菌が繁殖することで起こりますが、正常なら尿と一緒に細菌も排出されます。体調が悪かったりトイレに行くのを我慢したりすると、膀胱炎にかかってしまうので、不要なものを十分に排出できるように尿を出すことが必要です。
紅茶を飲み過ぎると利尿作用が効きすぎるので注意
紅茶を飲み過ぎて利尿作用が効きすぎると、以下のような悪影響や不便なことが起こります。
・トイレの回数が増える
・脱水症状になる
・腎臓に負担がかかり不調になる
紅茶のように利尿作用が高いものを摂り過ぎると、必要以上にトイレに行く回数が増えてしまいます。トイレになかなか行けない場面の場合は、あまり飲み過ぎないようにするのが良いでしょう。さらには脱水症状や腎臓の不調など、深刻な体調不良を引き起こす場合があるので注意が必要です。
利尿作用により体に必要なものまで排出され、ミネラル不足になることが脱水症状になる原因で、過剰な腎臓の働きは腎臓に負担がかかります。脱水症状は最悪の場合意識障害になったり、腎臓が悪くなるとむくみや貧血などの症状が現れたりします。紅茶などのカフェインが含まれる飲み物の飲み過ぎは避け、水分補給をする際は水を飲むのがおすすめです。
(*紅茶の飲み過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)