紅茶の飲み過ぎは体に悪い?貧血・腹痛の恐れも?1日の適量をも紹介!

紅茶の飲み過ぎは体に悪いと知っていますか?そこで今回は、紅茶の飲み過ぎによる〈腹痛・貧血・太る〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。紅茶の飲み過ぎにならない1日の摂取量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 紅茶の飲み過ぎは体に悪い?注意?
  2. 紅茶に含まれる注意すべき成分
  3. 紅茶を飲み過ぎるとどうなる?副作用はある?
  4. ①便秘・下痢
  5. ②貧血・吐き気・気持ち悪い
  6. ③頭痛・めまい・腹痛
  7. ④歯・骨が脆くなると言われることも
  8. ⑤カフェイン中毒で緊張症・不眠症になる
  9. ⑥紅茶単体で太ることはない
  10. 紅茶の飲み過ぎにならない1日の摂取量の目安は?
  11. 紅茶を1日2〜3杯程度であれば問題ない
  12. 紅茶の飲み過ぎによる症状の対処法・防止策は?
  13. ノンカフェインの紅茶に置き換えるのがおすすめ
  14. 紅茶は適度な量を飲もう

紅茶の飲み過ぎは体に悪い?注意?

コーヒーより紅茶が好きな人も多いですが、カフェインが含まれていることに変わりはありません。そう考えると紅茶を飲み過ぎても、体に何らかの影響や症状が出るのではないかと疑問がわきます。ここでは、紅茶の飲み過ぎは体に悪影響を及ぼすのかについて説明します。(※1)

紅茶に含まれる注意すべき成分

紅茶には以下のように、摂り過ぎに注意すべき成分がいくつかあります。

・カフェイン
・タンニン
・シュウ酸

紅茶の飲み過ぎによりカフェインを過剰摂取すると胃痛や吐き気、消化不良などの症状があらわれることがあります。また寝る前にカフェインを摂り過ぎると不眠症になったり、過剰摂取を続けることでカフェイン中毒を発症したりするので注意が必要です。

また紅茶の含まれるタンニンはカテキンが酸化したものですが便を硬くする性質があるため、過剰摂取すると便秘の症状がみられることもあります。そしてえぐみやアクの成分であるシュウ酸を過剰摂取すると、腎臓臓結石や腎結石の原因になるリスクがあるというデメリットを引き起こすため、十分に注意しましょう。(※2、3)

紅茶を飲み過ぎるとどうなる?副作用はある?

紅茶には過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼす成分が含まれており、副作用として起こる症状も様々です。日常的に紅茶を飲んでいて体調が悪いのは、成分の過剰摂取が原因かもしれません。ここでは紅茶を飲み過ぎる副作用と、どんな成分の作用によるものかを紹介します。

①便秘・下痢

紅茶を飲み過ぎると便秘や下痢の症状に見舞われることがあります。便秘は前述したように、下痢止めにも用いられるタンニンの作用によるものです。一方の下痢は紅茶に含まれるカフェインの利尿作用によって水分の再吸収が抑制され、腸内で水分を保つことができなくなることが原因です。

②貧血・吐き気・気持ち悪い

紅茶の飲み過ぎで貧血が起こるのは、タンニンが体内の鉄分と結合することと関係しています。これはタンニン鉄と呼ばれるもので、体が鉄分を吸収するのを妨げます。前述したカフェインの過剰摂取だけではなく、貧血によって吐き気や気持ち悪さを感じることがあるため、食後1時間は紅茶を飲まない方が無難です。(※4)

③頭痛・めまい・腹痛

紅茶を飲み過ぎると頭痛やめまいが起こる原因は、カフェインの血管収縮作用と考えられます。カフェインが体内から排出されると血管は少しずつ広がり血流量が増えますが、それが頭痛やめまいの原因となります。特に紅茶の飲み過ぎによってカフェイン中毒になっている人に、多くみられる症状です。

またカフェインには胃酸の分泌を活発化させる作用もあるため、紅茶の飲み過ぎによって胃酸が増えることが腹痛を誘発することも珍しくありません。胃腸が弱い人は特に、紅茶の飲み過ぎには注意が必要です。

さらに腹痛の原因が、尿路結石や腎臓結石である可能性もあります。紅茶に含まれるシュウ酸にはカルシウムと結合しやすい性質があり、過剰摂取すると体内で結石を作る可能性が高いです。シュウ酸の過剰摂取を避けるためには、紅茶に牛乳を加えて飲むのがおすすめです。(※5)

④歯・骨が脆くなると言われることも

紅茶を飲み過ぎると、歯や骨が脆くなるとの報告もあるようです。これは紅茶に含まれている、フッ化物の影響によるものです。古くなった紅茶の茶葉にフッ化物が多く含まれるため、避けた方が無難です。価格が安い低品質な紅茶には古い茶葉が使われていることが多いので、高値でも新鮮なものを選ぶことをおすすめします。

⑤カフェイン中毒で緊張症・不眠症になる

紅茶の飲み過ぎによりカフェイン中毒になると、緊張症や不眠症を発症するリスクが高まります。カフェインには興奮作用があるため、過剰摂取すると感情の起伏が激しくなるものです。カフェインの興奮状態が転じて不安や焦燥感となり、緊張症を発症する人も少なくありません。

またカフェインを過剰摂取すると血糖値や血圧、脈拍が上昇します。そのうえ体を眠らせるために大脳が放出するアデノシンの働きを、カフェインが妨げてしまいます。その結果寝つきが悪くなり、不眠症を発症してしまうため注意が必要です。

⑥紅茶単体で太ることはない

紅茶を飲み過ぎると太るという噂もありますが、単体で飲む分には太ることはありません。紅茶を飲む際に砂糖を加えることで、太るケースがほとんどです。シュウ酸の悪影響を防ぐ意味で牛乳を加えるのは問題ありませんが、砂糖を入れ過ぎるのはおすすめできません。

関連する記事