マンジェリコンとは?効果効能や副作用は?栄養成分やお茶の飲み方も!
マンジェリコンとは何か知っていますか?ブラジル原産のハーブの一種です。今回は、マンジェリコンの〈肝臓・腎臓・心臓〉などへの〈効能・副作用〉を、成分とともに紹介します。マンジェリコンの飲み方や使い方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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マンジェリコンとは?
バジルやローズマリーなど、日本でもよく知られているハーブや薬草はたくさんありますが、マンジェリコンの名前を耳にする機会は少ないかもしれません。ここでは、マンジェリコンの特徴や栄養価、取り入れ方などをより詳しく紹介します。
ブラジル原産のハーブの一種
マンジェリコンはシソ科のハーブの一種であるポルトジンユのことで、日本にはブラジルに渡った移民の方が持ち帰ったことで広まったと言われています。原産国もブラジルで、暖かい地域で生息し、日本では主に沖縄で自生しています。沖縄でも健康に良い植物として古くから民間療法にも用いられ、近年では沖縄以外の地域でも注目されています。
マンジェリコンという名前は、ポルトガル語で「バジル」を意味する単語で、今ではポルトジンユの俗称や流通名として使われています。一方、日本でマンジェリコンと呼ばれるハーブはポルトジンユだけではありません。ボルドと呼ばれる、ポルトジンユとよく似たハーブもマンジェリコンと呼ばれています。ボルドとポルトジンユとの違いは、葉の大きさや厚みです。
ポルトジンユの方が葉が小さく肉厚で、ボルドのほうが背が高くなります。ボルドはインドからブラジルに渡った植物で、ポルトジンユと同じようにマンジェリコンという名前でブラジルから日本に伝わったようです。どちらも同じ属のよく似た植物なので、どちらの種類もマンジェリコンと呼ばれていると覚えておくのがおすすめです。
マンジェリコン栄養成分や効能・効果は?
マンジェリコンはシソ科のハーブの一種で、以下のような健康に良い栄養成分も豊富に含まれています。
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・タンニン
これらの栄養成分の効能により、マンジェリコンを取り入れると体に良い影響も期待できます。ここでは、マンジェリコンに含まれる栄養成分や健康に良い効能について紹介します。
①癌や高血圧の予防
マンジェリコンには、体の中に含まれている余分な塩分を排出する作用があるので、高血圧やむくみの予防に効果的です。高血圧は糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病に関りがあるとされている病気なので、これらの病気の予防にも役立ちます。
また、詳細は不明ですが、ポルトジンユには抗酸化作用や抗がん作用が期待されている精油成分である数種類のテルペノイドも含まれています。マンジェリコンの薬効や健康に良い効果には、まだ解明されていないものもありますが、インスリンの分泌に関り、糖尿病を改善したり、肝臓機能を向上させたりする効能も指摘されているようです。
②血流改善
マンジェリコンに含まれているタンニンは、血管を拡張し、血流をよくする効能があります。お茶やワインの渋みの原因にもなっている物質で、末梢神経の血流を改善させ、狭心症や心筋梗塞などの心臓病を予防するのにも効果的です。(※1)
③抗酸化作用・美容効果
マンジェリコンに含まれているタンニンは、ほかにも抗酸化作用があり、美容や老化防止効果も期待できます。タンニンはポリフェノールの一種で、細胞が酸化するのを防ぎます。肌の毛穴を引き締めたり、たるみを予防するなどの効能もあり、健康だけでなく美容にも役立つ植物です。
また、マンジェリコンにも含まれているマグネシウムは、体内で水分を集める働きがあります。そのため、便を柔らかくする効果があり、便秘対策にも役立ちます。カリウムによる利尿作用でむくみが予防でき、便秘を改善して老廃物の排泄を促すので、健康にも良くダイエットにも効果が期待できます。(※2、3)
④骨や歯を強くする
マンジェリコンにはカルシウムも豊富に含まれているので、歯や骨を丈夫にするのにも効果的です。カルシウムはほかにも神経の働きを正常化したり、血液の凝固を促して出血を予防するなどの健康に良い効能もある成分です。(※4)
⑤アレルギー症状の改善
マンジェリコンに含まれているタンニンには、アレルギー症状の改善が期待できる薬効もあります。アレルギー症状を引き起こすヒスタミンを抑制する効果があるので、花粉症などのアレルギーの緩和に役立ちます。