ミノはどこの部位?牛肉?味・食感など特徴やカロリー・栄養価なども紹介!
ミノは牛肉のどこの部位か知っていますか?焼肉店でも人気が高い部位ですが、どこの部位か知らない人も多いかもしれません。今回は、ミノの部位や味・食感など特徴も紹介します。ミノの栄養価・カロリーや美味しい食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ミノと上ミノの違い
焼肉店に行くと大抵は、ミノと上ミノの両方がメニューにあるものですが、ミノの中でも肉厚になっている部分を上ミノと呼びます。内部に多くの脂をはさんでいる上ミノは、ミノサンドと呼ばれることもあります。
ミノの焼き方や食べ方のおすすめ
ミノを美味しく食べるための焼き方や食べ方は、以下の通りです。
【おすすめの焼き方】
①ミノに格子状のカットを入れる
②格子状になった面を上にして、網にのせる
③焼き色がついたら、網の上で転がしながら全体を焼く
④格子状にカットした部分が開いたら焼き上がり
【おすすめの食べ方】
・焼肉
・炒め物
・煮込み料理
ミノはよく焼くと収縮しますが、その方が食感が良くなるのでおすすめです。ミノは焼肉で食べるイメージが強いかもしれませんが、自宅であれば炒め物や煮込み料理に使うのも良いでしょう。煮込み料理は和風だけでなく洋風の味付けでも美味しく仕上がります。
ミノの栄養価やカロリーは?
ホルモンの中でもミノは脂質が少ないため、サガリやカルビと比較するとカロリーが低めで、栄養素も少なそうなイメージがあります。ここでは、ミノの栄養価やカロリーについて説明します。
ミノの栄養価
ミノに含まれている栄養素と主な効果・効能は以下の通りです。
・ビタミンB1:糖質の代謝促進、疲労回復
・ビタミンB2:細胞の新陳代謝促進、皮膚や粘膜の機能保持
・ビタミンB6:タンパク質の代謝促進、神経機能の保持
・ビタミンC:メラニン色素生成を抑制、コラーゲンやカルニチンの生成
・ビタミンE:過酸化脂質の生成抑制、血流促進、ホルモンの分泌サポート
・カリウム:神経や筋肉を正常に保つ、細胞内のミネラルバランスを整える
・リン:歯や骨の形成促進
・マグネシウム:心臓や血管機能を正常に保持する、歯や骨の形成サポート
上記のようにミノには豊富な栄養素が含まれているため、煮込み料理などはすべての栄養素をくまなく摂取できる良い調理法です。ただし、ミノにはあまり含まれない栄養素もあるので、焼肉を食べる際にはミノだけでなく野菜などの他の食材も頼むと栄養バランスがとりやすくなるでしょう。
ミノのカロリーや糖質・脂質
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
センマイ | 62kcal | 0g | 1g |
ミノ | 182kcal | 0g | 8g |
ハチノス | 200kcal | 0g | 16g |
ギアラ | 329kcal | 0g | 30g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記はミノとそのほかの胃の部位の100gあたりのカロリー・糖質・脂質量です。牛の胃の部位にあたるホルモンはどれを食べても糖質は0ですが、カロリーと脂質の量には違いがあることがわかります。ダイエット中の場合は、カロリーが低めのセンマイかミノを頼むとよさそうです。
ミノの下処理・下ごしらえの仕方
ミノの下ごしらえの方法は、以下の通りです。
①購入したミノにたっぷりと塩を振る
②①をよくもみ洗いする
③鍋で湯を沸かし、②を香草などと一緒に入れて40~50分茹でる
④③を水をはったボウルにとる
⑤④のミノの筋目に直角になるよう、切り込みを入れる
上記の手順で下ごしらえをすることで、臭み取りだけでなく、ヌメリも取り除くことができます。市販されているミノの中には皮つきのものもあるので、その場合は下ごしらえの前に皮むきをしましょう。
ミノの美味しい食べ方・レシピ
ミノは焼いて食べるだけでなく、副菜などに活用することもできる食材です。ここでは、ミノを美味しく食べられるメニューを紹介します。
①ミノの柚子胡椒和え
こちらは鮮度の高いミノが手に入った時に試してほしいメニューで、下処理をしたミノを軽く茹でて、タレと絡めるだけで簡単に調理できます。好みで長時間ミノを茹でれば、食べると口の中で溶けるような柔らかい食感に仕上がります。