島とうがらしとは?沖縄栽培の野菜?調味料?活用レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】島とうがらしとはどんな野菜か知っていますか?産地はどこなのでしょうか。今回は、島とうがらしの旬の時期や味に加えて、栄養素や効能について紹介します。島とうがらしを使った調味料や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
島とうがらしを料理や調味料に使って食事に適度な辛みを加えると、カプサイシンによって胃が刺激され、食欲が増進されます。さらに胃液や唾液の分泌を促進してくれるため、食べた後の消化も促進されるでしょう。
島とうがらしの食べ過ぎには要注意
島とうがらしを食べ過ぎると、以下のような症状が現れることがあるため、注意が必要です。
・口が痛くなる
・胃が荒れる
・下痢になる
・息切れが起きる
島とうがらしは刺激が強いので、食べ過ぎると口腔内から胃腸までの粘膜を傷つけてしまう可能性があり、口や喉の痛み、胃痛、下痢の原因にもなります。
また、島とうがらしに含まれるカプサイシンは、アドレナリンの分泌を促して一時的な血圧の上昇や心拍数の増加をもたらします。そのため、カプサイシンを大量摂取してしまうと心臓に負担がかかってしまい、体内の酸素が不足することで息切れを起こす場合もあるようです。
適量であれば健康に良い効果をもたらしますが、食べ過ぎは健康を害する恐れがあるので注意しましょう。
(*唐辛子の栄養やカプサイシンの効果について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
島とうがらしを使った調味料は?
島とうがらしは、そのまま使われることも多いですが、調味料の材料として使われる場合もあります。ここでは、島とうがらしを使った調味料について紹介しましょう。
コーレーグースとは島とうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料
島とうがらしを使った調味料にコーレーグースがあり、これは島とうがらしを泡盛に漬け込んで作られます。沖縄県外ではあまり見かけませんが、沖縄ではポピュラーな調味料で、飲食店には必ずと言っていいほどこのコーレーグースが置かれています。数滴でもとても辛いので、使う際には入れすぎに注意しましょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
身近で手に入る唐辛子(鷹の爪など)を焼酎に漬け込むと、コーレーグースに似た唐辛子酒を手軽に作ることができます。
島とうがらしの活用レシピ
島とうがらしはそのまま使ったり、調味料を作る過程で使われたりといろいろな用途で使われます。ここでは、島とうがらしを活用したレシピを紹介します。
①沖縄風パッタイ
タイ風焼きそばであるパッタイを、コーレーグースや沖縄そばなどを使って沖縄風にアレンジしたレシピです。仕上げにシークヮーサーを絞って、爽やかな味わいに仕上げます。