唐辛子の栄養と効能は?カプサイシンによる健康効果?成分を逃さない食べ方などを紹介!

唐辛子に含まれる栄養素を知っていますか?唐辛子は様々な料理に使われる食材です。今回は、唐辛子の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。唐辛子の食べる際の注意点や活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 唐辛子はどんな食材?
  2. 唐辛子の旬や選び方
  3. 唐辛子の種類
  4. 唐辛子の栄養素と効果・効能は?
  5. ①カプサイシン
  6. ②β-カロテン
  7. ③ビタミンC
  8. ④ビタミンE
  9. 唐辛子の栄養成分を効率よく摂れる食べ方・使い方は?
  10. ①植物油と一緒にとる
  11. ②種ごと食べる
  12. ③生の唐辛子を使う
  13. 唐辛子を食べる際の注意点は?
  14. 唐辛子を食べ過ぎない
  15. 唐辛子の栄養がとれるレシピのおすすめ
  16. ①生唐辛子としらすのパスタ
  17. ②生唐辛子とグリルパプリカのペースト
  18. ③万願寺とうがらしのおかか醤油
  19. 唐辛子は栄養豊富な食材

唐辛子はどんな食材?

料理に辛味をつける香辛料として、調理時だけでなく食事中に使うことも多い唐辛子ですが、どのような食材なのでしょうか。まずは唐辛子の旬や種類などを紹介します。

唐辛子の旬や選び方

唐辛子には青唐辛子と赤唐辛子がありますが、青唐辛子は未熟な唐辛子のことでこれを実らせたまま置いておくと赤唐辛子になります。それぞれの旬と選び方は以下の通りです。


【旬】
・青唐辛子:7~9月
・赤唐辛子:8~10月


【選び方】
・鮮やかな色をしている
・ツヤとハリがある
・柔らかくて弾力がある
・ヘタや切り口が変色していない


唐辛子は乾燥させたものを見ることが多いですが、青唐辛子は生で辛みを強く感じ、赤唐辛子は加熱すると辛みを強く感じます。用途に応じて選ぶようにしましょう。

唐辛子の種類

唐辛子には辛味の強い辛味種と辛味の弱い甘味種があり、甘味種には普段野菜として食べているピーマンなども含まれます。代表的なものをいくつか紹介します。

【辛味種】
・鷹の爪
・ハバネロ
・韓国唐辛子
・島とうがらし


【甘味種】
・ピーマン
・パプリカ
・ししとう
・万願寺唐辛子


日本でよく使われる辛味種の唐辛子は鷹の爪ですが、ハバネロなどの海外の唐辛子も辛味が強いことで有名です。また、ししとうで辛みの強いものに当たることがありますが、これは甘味種でも生育環境などによって辛みが強くなってしまう場合があるためです。

(*唐辛子の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

唐辛子の10種類を辛さ別に!味や日本・中国など生産国の違いも比較して紹介!
鷹の爪と唐辛子の違いとは?代用OK?名前の由来や使い方のほか料理への活用法なども紹介!

唐辛子の栄養素と効果・効能は?

唐辛子は栄養豊富な緑黄色野菜ですが、辛味が強いため食べすぎると胃腸を荒れさせてしまいます。ここでは唐辛子に含まれる栄養素やその効果・効能について紹介しますが、栄養を取りたい場合は辛味の弱い種類を選ぶようにしましょう。

①カプサイシン

唐辛子の主な辛み成分であるカプサイシンは、発汗作用や新陳代謝を活発にさせる効能があり、ダイエットや美肌に効果があるとされています。また、代謝がよくなり体を温めるため、血流が改善し冷え性の改善にも効果的な栄養素です。(※5)

さらに、カプサイシン特有の刺激的な辛味は胃腸を刺激して食欲を増進させる効果のほか、辛味によって塩分量が控えめでも満足感が得やすくなるといった効果があります。高血圧などで塩分を控えている方は、低塩食のスパイスとして活用すると満足感が高まるでしょう。

②β-カロテン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
6600μg 300μg 2200%

※1日の摂取量は成人男性の目安です。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)


上記の表からも分かる通り、唐辛子はβ-カロテンを非常に豊富に含む食材です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、視力の維持や粘膜、皮膚・髪などの健康維持に大きな役割を果たします。また、体内の活性酸素を減らす抗酸化作用もあるため、動脈硬化や生活習慣病の予防にも役立ちます。(※2)

③ビタミンC

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
120mg 100mg 120%

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