高級魚「こち」とは?旬・種類や美味しい食べ方は?捌き方やレシピのおすすめも紹介!
こちとはどんな魚か知っていますか?こちは、スーパーの鮮魚売り場ではあまり見られない希少な高級魚です。今回は、こちの旬の時期や味に加えて、さばき方や美味しい食べ方も紹介します。こちを使った料理レシピの他に、栄養価も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
漁師さんが獲ったものを食べても良いですが、自分で釣って捌いたものを食べるのも美味しいです。上の捌き方の動画を見ながら、こちを捌く方法・手順と捌く際のポイントを確認していきます。
【捌く方法・手順】
①包丁で鱗を引く
②胸びれの下から斜めに包丁を入れ、中骨を切る
③裏返して、同様に斜めに包丁を入れて頭を切り落とす
④尻から包丁を入れ、頭と内臓を一緒に取る
⑤血合いに包丁を入れる
⑥鱗と腹の血合いを洗い、よく水気を取る
⑦尾を左にして頭側から包丁を入れ、中骨に沿って尾まで切り下げ、片身をはがす
⑧裏返して頭側から包丁を入れ、中骨に沿って尾まで切り下げ、片身をはがす
⑨表身・裏身それぞれ逆さ包丁を入れ、包丁をすきあげて腹骨をすく。皮1枚になったら包丁を立てて切る
【捌く際のポイント】
・鱗を引くときはムラなく全て取り切れているかよく確認する
・頭は内臓と一緒に取るので、胸びれに包丁を入れる時には腹側が少しつながった状態になるようにギリギリまで切る
・最後の工程で包丁を入れる際には逆さ包丁にする
こちは刺身で食べることが多いため、捌き方は今回のような三枚おろしが最もポピュラーです。工程が多く難しそうに見えますが、コツをつかめば短時間できれいに捌くことができます。これらのコツを意識しながら切ることで見た目も透明感が出て、きれいで美味しい刺身に仕上がります。
こちの美味しい食べ方は?
こちは「テッサナミ」と呼ばれる刺身で食べることが多い魚ですが、その他の食べ方も非常に美味でおすすめです。こちにはどんな美味しい食べ方があるのか、以下の4つの食べ方を見ていきましょう。
①刺身にして食べる
こちの定番の食べ方と言えば刺身で、様々な料理店で提供されています。また釣りをする場合はその場で捌いて刺身で食べる人も多いそうです。透明感があってフグのような美しさのこちの刺身は、あっさりとして雑味がなく上品な味わいなので、その味を引き立てるさっぱりとした付け合わせや調味料を添えるとよいでしょう。
②焼いて食べる
焼いて食べるこちは、白身なのであっさりとした味です。手順はこちに塩を振って焼くだけなので調理が非常に簡単な上、身がふっくらと柔らかくてほろりとしているため食べやすいです。シンプルな味付けで調理すると、こち本来のあっさりとした味わいが引き立ちます。
③揚げて食べる
こちの唐揚げも人気の調理方法で、ふんわりした白い身が衣の食感とよく合います。熱した油で短時間で素早く揚げて、塩やレモンなどをかけて食べるとさっぱりとするのでおすすめです。
④煮付けにして食べる
刺身用には物足りない小ぶりなこちは、煮つけにするのがおすすめです。こちの煮付けは、ほろほろとほぐれる身が美味しく子どもにも人気な調理方法です。こちの身だけではなく、肝や卵、そのほかの部位と一緒に煮るのも良いでしょう。
こちを使った料理レシピのおすすめ
こちを使ったおすすめの料理レシピを5つ紹介します。こちの大きさや身の具合を見ながら調理方法を変えるといろいろな食べ方を楽しむことができます。定番の刺身以外にも様々な美味しいレシピがあるので、釣ったこちを自分で調理する場合に参考にしてみてくださいね。
①こちの唐揚げ
子どもにも人気の唐揚げは、ふんわりとした白身が美味しいこちのおすすめレシピの1つです。ただしこちには骨が多いため、切ったタイミングで丁寧に骨抜きすると骨を気にせずに味わうことができます。こちの唐揚げのコツは、食感が損なわれないように揚げる時間を短くすることです。