ほっけの漢字は魚へんに花「𩸽」?由来は?干物で食べることが多い理由など豆知識も紹介!
ほっけは漢字でどう書くか知っていますか?今回は、ほっけの漢字が魚へんに花「𩸽」の由来や、名前の由来についても紹介します。ほっけの旬・産地や、干物で食べることが多い理由などの豆知識も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ほっけの漢字はどう書く?由来は?
居酒屋などで見かける機会の多いほっけは、ひらがな又はカタカナで表記されていることが多く、漢字で書かれていることはほとんどありません。ここではほっけは漢字でどのように書くのか、漢字の由来やほっけと呼ばれる理由なども踏まえながら説明します。
ほっけの漢字は魚へんに花の「𩸽」
ほっけを漢字で表記する場合は、魚へんに花で「𩸽」と書きます。つくりに使われている花からは美しい花々を想像することができますが、一体なぜ花の漢字が当てられているのでしょうか。ここからは、ほっけを表す漢字が𩸽になった由来を紹介しましょう。
𩸽の由来①ほっけの幼魚の群れ
漢字のつくりが花になっている由来の一つに、ほっけの幼魚の群れが、花のように美しいことが理由とする説があります。ほっけの幼魚は、成魚と違ってキラキラとした美しい青色をしています。
大人になると水深100m付近に生息するようになるので青くなくなりますが、幼魚のうちは海面に近いところで生活するので、敵に見つからないように海の青に似た色になっているのです。
𩸽の由来②産卵期のオスの模様
ほかには、産卵期のオスの体がコバルト色へ変わって唐草模様になる様子が、花のように見えることが理由とする説もあります。いずれの説に関しても、ほっけの漢字に花があてられる理由には花のように見えることが大きく関わっているようです。
ほっけの名前の由来は?
ほっけを「𩸽」と表記するのは、花のような美しい見た目に関係していることが分かりましたが、なぜほっけという名前で呼ばれるようになったのでしょうか。ほっけと呼ばれる由来も諸説ありますが、ここではその理由を2点紹介します。
名前の由来①お坊さん
1つめは、ほっけは法華経(ほけきょう)の僧侶によってもたらされた魚であることが理由とする説です。鎌倉時代の日蓮宗の僧侶であった日持上人(にちじしょうにん)は、布教活動のために蝦夷(現在の北海道)に渡りました。
その地を去るときお世話になった漁師に、それまで名前のない魚を獲れるようにするから、もし獲れたら法華と名付けるようにと言い残したのが由来だそうです。
名前の由来②北方で獲れるから
2つめは北方で獲れる代表的な魚であることが由来になったとする説で、北方はほっけとも読めるため、そのままほっけと呼ばれるようになったとも言われています。ほかにも花のような見た目から北花(ほくか)と呼ばれるようになり、それが訛ってほっけになったという説もあるようですが、どちらも北方で獲れる魚であることに由来しています。
ほっけの旬や産地は?
ほっけは前述した通り日本の北方で獲れる魚ですが、具体的な産地はどこの地方なのでしょうか。ここではほっけの産地について、旬も踏まえながら紹介します。