ズコットとはどんなケーキ?作り方や名前の由来・意味は?人気レシピなども紹介!
ズコットとはどんなケーキか知っていますか?今回は、ズコットの名前の由来や意味に加えて、一般的な作り方や、食べ方・切り方のコツも紹介します。ほかにもズコットの人気レシピも紹介するので、ご家庭で作る時の参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ズコットとはどんなケーキ?
ショートケーキやモンブランなどと比べるとあまり知られていないズコットとは、どんなケーキなのでしょうか。ズコットの形や意味、名前の由来について紹介します。
ズコットとはイタリア発祥のドーム状のケーキ
ズコットとは、イタリアのトスカーナ地方発祥のドーム状のケーキを意味するイタリア語です。ドーム型のスポンジの中にクリームやアイス、ムースを詰めて冷やし、半冷凍の状態で頂きます。クリームやアイスにナッツやチョコレート、フルーツを混ぜ込むなど、アレンジも様々です。
「ズコット」の名前の由来は「聖職者の帽子」
ズコットは、カトリック教の聖職者の帽子を意味する「ズッケット」や、15〜16世紀の兵士が身に着けていたドーム型の金属製兜である「ズッコット」がその名前の由来と言われています。
ズコットはルネサンス期に誕生したケーキで、一旦は忘れ去られましたが、イタリアの洋菓子店が当時のレシピをもとに復元しました。今でもフィレンツェのリストランテやトラットリアで多く提供されています。
ズコットの一般的な作り方は?
ケーキ店やカフェで販売されているズコットは、家庭でも作ることができます。ここではズコットの一般的な材料と作り方を紹介します。
材料
(18cmのボールサイズ)
・スポンジ・・・厚さ1cm、直径17cmのものが2枚
・リキュールシロップ・・・150cc
・ココアパウダー・・・適量
【フィリング】
・生クリーム・・・500cc
・粉砂糖 ・・・100g
・スイートチョコレート・・・200g
・グランマニエ・・・ 25cc
・アーモンド・・・60g
・ヘーゼルナッツ・・・60g
作り方・レシピ
ズコットを作る時は、先に中に詰める2種類のフィリングを作ったうえで、フィリングをスポンジに詰めて仕上げます。
1.アーモンドとヘーゼルナッツを炒って、細かく砕く
2.チョコレートを半分細かく刻み、残り半分は粗く刻む
3.生クリームに粉砂糖を加え、五分立てにホイップする
4.湯煎で細かく刻んだチョコレートを溶かし、ホイップした生クリームとグランマニエを交互に少量ずつ加えて混ぜ合わせる
5.生クリームの残りを七分立てに泡立て、粗く刻んだチョコレートとアーモンド、ヘーゼルナッツを加えて十分に泡立てる
6.スポンジを放射状に切り、ボールの内側に隙間なく敷き詰める
7.リキュールシロップを刷毛でスポンジに染みこませる
8.5のフィリングをスポンジの上に敷き詰め、真ん中を丸く空ける
9.4のフィリングを丸く空けたところに詰め、表面にも伸ばして平らにする
10.ボールより少し大きいクッキングペーパーを貼り付け、冷蔵庫で2〜3時間冷やす
上記の1~5の過程が、フィリングを作る過程となっています。食べる時は15〜20分前に冷蔵庫から出して、ボールからお皿にズコットを取り出したら、仕上げにココアパウダーをふって完成です。
ズコットの食べ方・切り方のコツは?
ズコットの美しい断面を崩さずに切るには、どのようにすれば良いのでしょうか。ズコットの食べ方と切り方のコツを紹介します。