里芋の皮むきでかゆい時の対処法は?痒みの原因や事前にできる対策も紹介!
【管理栄養士監修】里芋の皮むきで手・口が痒くなったことはありますせんか?里芋を調理したり食べるとかゆみが生じるのには理由がありました。今回は、里芋の皮むきでかゆい場合の対処法や、かゆみ対策を紹介します。里芋の皮の簡単な剥き方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
石鹸や洗剤の洗浄作用でぬめりを洗い流しましょう。特に食器用洗剤は、食品の汚れを落とすのに特化しているので手に付いた成分を落とすのに有効です。
⑥病院で薬をもらう
里芋に触れてからなかなか治らない皮膚のかゆみや赤みは、一般的にかぶれと言われている「接触性皮膚炎」になっている可能性があります。里芋やパイナップルを食べたときに生じる接触性皮膚炎は一次刺激性のもので、比較的重症化はしませんが、症状が長引く場合は皮膚科などで薬を処方してもらいましょう。
里芋の皮むきのかゆみ対策は?
里芋の皮を剥く時に手がかゆくて悩んでいる方は、かゆくならないように最初から対策しておきましょう。かゆみ対策にはいくつか方法があるので紹介します。
①茹でる
鍋に里芋全体が浸るほどの湯を沸かし、里芋を2~3分軽く茹でます。サッと茹でるだけで、簡単にかゆみ対策になります。理由は皮のすぐ下に多く含まれるかゆみ成分「シュウ酸カルシウム」が加熱され、失活するからです。里芋の中心までは火が通ていないため、軽く茹でて皮をむいた後はしっかりと加熱するようにしましょう。
②天日干しする
里芋についている泥などの汚れを洗い流し、日があたる場所で天日干ししましょう。太陽が出ている日なら2~3時間で天日干しが完了します。表面が乾燥するとかゆみを感じにくくなり、皮もむけやすくなります。しかし、あまりにも長時間乾かしすぎると水分が抜けすぎてしまい味が落ちてしまうので注意しましょう。
③レモン汁・酢水につける
シュウ酸カルシウムは酸に弱いため、レモン汁や酢水を作り、そこに里芋を漬けるのも有効です。里芋自体を漬けるのももちろん効果はありますが、手や指にも酸性の水をかけると、よりかゆみを感じづらくなるためおすすめです。
④凍らせる
里芋についている泥などの汚れを落とし、冷凍庫で凍らせます。皮をむくときは水をかけて解凍させながら手で押しむきます。冷凍することでかゆみを感じづらくなり、剥くときにぬめりも一緒に水で洗い流すことができるため凍らせるのもひとつの方法です。
⑤皮むき手袋をはめる
普通のゴム手袋やビニール手袋でも、直接里芋に触れることがないためかゆみ対策になります。また、下の画像のような皮むき用の手袋をするとかゆみも防止できる上、簡単に皮もむけて一石二鳥です。
⑥塩もみする
皮をむいた里芋に少量の塩を揉み込むとぬめりが取れてかゆみ成分が落ちます。手にぬめりが取れないときも、手に直接塩を揉み込むとぬめりが取れやすくなります。手に傷がある場合は、塩が触れるとしみるので控えましょう。