生姜の保存方法・期間は?冷凍・冷蔵・常温で長持ちのコツや保存食レシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】生姜の正しい保存方法を知っていますか?今回は、生姜の〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。〈酢漬け・乾燥・佃煮〉など保存食にする方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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生姜を保存するポイントは?
生姜は料理のアクセントになり、スープや炒め物など幅広く使うことのできる野菜です。しかし辛味もあるので、一度に使用する量は少ないです。そのため、使い切ることができず、ダメにしてしまうことがあります。生姜を無駄にせず、上手に保存するポイントを説明します。
保存環境を整える
生姜は本来、熱帯地域の植物で寒い環境が苦手です。生姜にとっての好環境は温度が15℃、湿度が90%と言われています。これを守ることができれば、かなり長期間保存することができます。
栄養価が落ちる前に使う
生姜には体を温めてくれる以外にも、体に良い効果が期待できる栄養素がたくさん含まれます。シネオールは生姜の香り成分の素で、食欲を増進させたり、疲労の回復や消炎・解毒作用があります。また、ジンゲロールには強い殺菌作用があって、ガン細胞の増殖を抑制することも期待できます。
これらの嬉しい栄養素も、鮮度が落ちるにつれ、減少してしまいます。そうなる前に食べきることがおすすめです。
新鮮な生姜を選ぶ
生姜の元々の状態が悪ければ、しっかり保存しても日持ちしにくくなります。生姜を購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
1、生姜の表面に傷がなく、全体的にふっくらして固い
2、切り口が干からびていない
3、小さいものよりも大きいもの
このような生姜をなるべく選んでください。ふっくらしていたり、干からびていないのは新しい証拠です。生姜は小さいものは繊維が多いので、大きいものを選んでください。
桑原ナミ
野菜ソムリエ
生姜を保存するポイントは? 新鮮な生姜を選ぶ 秋が旬の新生姜は一年中手に入る普通の生姜と同じ種類。 普通の生姜は収穫してから数ヶ月ほど貯蔵されて市場に出回ります。反対に新生姜は収穫されてすぐに出回るため、みずみずしく甘みがあるのが特徴。水分を保つため、新生姜は冷蔵保存がおススメです。
生姜の【冷凍】での保存方法・期間
生姜を保存する方法は冷凍、冷蔵、常温、乾燥の4通りの方法がありますが、まずは冷凍保存の方法や賞味期限、解凍の仕方まで説明します。ただし、保存期間はあくまで目安ですので、最後に紹介する賞味期限が切れた時の見分け方とともに、参考にするようにしてください。
生姜を冷凍で保存する方法・手順
生姜を冷凍する方法は下記の通りです。
1、生姜を洗って土などの汚れを落とし、ひとかけらずつに切り分けます。
2、それをしっかりラップで包みます。
3、それを密封できる袋に入れてください。
この状態で冷凍庫にて保存すれば、一回分ずつ使うことができます。使うときには冷凍のまますりおろして使えます。また、すりおろしてから、一回分ずつ小分けしラップに包んで保存することも可能です。この方法なら、すりおろしの他に千切りや薄切り、みじん切りの状態での冷凍保存も可能です。
桑原ナミ
野菜ソムリエ
すりおろして冷凍保存する場合、薄い板状にして折り目をつけてラップに包めば、使いたい分をその都度折って使えて便利ですよ。
賞味期限の目安
冷凍した場合の生姜の賞味期限は約1ヶ月から2ヶ月になります。ただし、賞味期限は長くなりましたが、時とともに生姜の香りや味は落ちていきますので、早めに食べてください。また、解凍したものは再冷凍するのはやめましょう。
解凍の仕方
解凍した生姜は、自然解凍してください。ただし、ひとかけらごとに切り分けて冷凍したものは、解凍するとふにゃふにゃになってしまうので、冷凍のまますりおろして使用してください。その他の状態のものは、解凍せずにそのまま使うこともできます。