花オクラとは?オクラと違いある?食べ方・レシピのおすすめ10選も紹介!
【野菜ソムリエ監修】花オクラとはどんな野菜か知っていますか?オクラと違いはあるのでしょうか?今回は、花オクラの〈味わい・栄養価・旬〉など特徴や、保存方法なども紹介します。〈天ぷら・おひたし〉など、花オクラの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
花オクラとは?普通のオクラとは違う?
初夏の季節になると、野菜の直売所や道の駅などで花オクラが販売されていることがありますが、花オクラとはどのような野菜なのでしょうか。花オクラと普通のオクラの違いや、花オクラの味や食感、旬の時期について解説します。
花オクラとオクラの違い
花オクラとはオクラの花の部分ではなく、オクラとは別品種の野菜です。花オクラはオクラのような花が咲くことからこのような名がつけられたと言われており、別名では「トロロアオイ」とも呼ばれています。
花オクラとオクラの最大の違いは、可食部分です。オクラは緑色の実を食べるのに対して、花オクラは花が食用とされており、実の部分は硬くて食べられません。
さらに花オクラとオクラは花や葉、実の形状にも違いがあり、オクラの花はお椀の形状をしていますが、花オクラの花は大きく広がるのが特徴です。また、オクラの葉は大きく広がっている一方で、花オクラの葉は細長い形をしています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
オクラも花オクラもハイビスカスと同じアオイ科の植物です。オクラも花オクラも「トトロアオイ属」に分類されますが、花オクラは花を食べるための品種改良から生まれた別品種のエディブルフラワー(食用花)になります。
花オクラの味わい・食感
花オクラの味は、オクラの風味に加えて濃厚な甘味のある味わいだと言われています。花オクラを歯で噛むと、オクラのような粘り気やぬめりが出るのが特徴です。実際に花オクラを食べた方の口コミによると、柔らかいレタスに似た食感だと感じる方もいるようです。
Twitterの口コミ
#花オクラ
レタスに似た食感でヌルヌルする不思議な食べ物
Twitterの口コミ
数年前から知っていたけど、今日初めて食べた。
クセがなく、どことなく優しくお花〜❤︎って感じの柔らかいながらも不思議な食感。
色も淡い黄色でお味のほうもgood!
ぽんマヨで生食〜ヽ(*^∇^*)ノ
#花オクラ
花オクラの旬
花オクラの旬は6月から8月ごろで、旬の花オクラの花は色が濃く、鮮やかなレモンイエローになります。花オクラの旬の時期になると野菜の直売所などで花オクラが販売されますが、一日で花が落ちるため市場に出回ることは少なく、非常に希少な野菜だと言われています。
花オクラの栄養価・効能は?
花オクラには、どのような栄養価が含まれているのでしょうか。花オクラの栄養価とその効能について解説します。
①食物繊維
花オクラのぬめり成分には、ガラクタンやアラバン、ペクチンなどの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌の栄養源となり、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあるのが特徴です。また、水溶性食物繊維であるペクチンは腸内環境を整えて排便を促すほか、血糖値の上昇を抑えたりコレステロール値を下げたりする効果も期待できます。
②βカロテン
花オクラに含まれるβカロテンはカロテノイドと呼ばれる色素のひとつで、体内で必要に応じてビタミンAに変化します。ビタミンAには皮膚や粘膜などを健康的に保つほか、免疫力の向上やがん予防、アンチエイジングなどの効能があると言われています。