わたパチは生産終了？販売中止した理由は死亡事故？再販情報や類似品についても紹介！

わたパチは綿菓子のようなお菓子で、口に入れるとパチパチと音がするので、「わたパチ」のネーミングになりました。パチパチとした口当たりが新感覚で子ども達に人気でしたが、現在は生産中止になっているようです。そんなわたパチについて詳しく紹介します。

わたパチは1988年に明治製菓から発売されたお菓子で、公式サイトに載っているように、2016年まで生産されていました。同時期にはクラシエの「ねるねるねるね」も発売されており、この頃は今まではなかった不思議な食感のお菓子が人気でした。現在は大人になっている人の中にも、子どものころにわたパチをよく食べた思い出がある人も多いかもしれません。

わたパチは綿菓子の中にキャンディーが入ったお菓子で、口の中に入れると綿菓子とともにキャンディーが溶けて、パチパチと弾けて音がなります。これが子どもにとっては不思議な体験だったため、何度も試した子どもも多かったようです。

このキャンディーには炭酸ガスの気泡が含まれており、キャンディーが溶けることでこれが一気に吹き出し、パチパチと弾けた音が出る原理となっています。わたパチには炭酸ガスの中でも高圧で冷えたものを使っているため、パチパチとした刺激がかなり激しく、痛いと感じるほど刺激的です。

わたパチは2016年に生産中止になりましたが、明治製菓からは終売の事前告知がなく、当時はただ売り切れているだけと思っていた消費者も多かったようです。人気のお菓子だったにもかかわらず、わたパチはなぜ生産中止になったのか、その理由について調べてみましょう。

わたパチがなぜ生産中止になったのか、その理由を明治製菓は公表していません。ただし、明治製菓では他の商品が生産中止になった場合にも、その理由を公表していないそうです。明治製菓で生産中止の告知がされるのは、事件や事故などの不祥事があった場合だけとなっています。

したがって、わたパチだけが生産中止の理由が告知がされないのは、特別なことではないようです。明治製菓にわたパチ生産中止の理由を問い合わせても返答してもらえないようで、結局はわたパチの生産中止の理由はわかっていません。

しかし、明治製菓は事故などがあった場合には公表してきた経緯から考えると、何か事故などがあったわけではないと想像されます。

わたパチに似て、口の中に入れるとキャンディーが溶けてパチパチ音がするお菓子に「ドンパッチ」があります。これは1979年頃からアメリカのゼネラルフーズで発売されるようになったお菓子で、わたパチと同様にとても人気がありました。ドンパッチも高圧ガスを使っており、刺激の強いお菓子だったため、大量に食べると死亡するといった噂が流れたそうです。

ゼネラルフーズではこの噂を消すため、5年にわたる調査を行い安全性を訴えてきました。しかし、死亡の噂は消えることがなく、2000年に製造を中止することになりました。このことがわたパチの生産中止の理由なのではと考える人もいます。しかし、ドンパッチの製造中止からわたパチの販売終了は16年もの時間が流れているので、関係性は薄いでしょう。

わたパチに似たドンパッチと炭酸飲料を一緒に大量摂取した事例で、死亡事故が起きたといった情報がインターネット上にはいくつかあります。しかし、これには物的証拠がなく、ゼネラルフーズ側はあくまで死亡事故は噂であると主張しています。実際にはわたパチもドンパッチも、食べて死亡した事故は一切起きていません。

しかし、実際には炭酸ガスを含むお菓子と炭酸飲料の組み合わせは、一気に大量の炭酸ガスが発生するため非常に危険です。死亡まではしませんが、事故に繋がる可能性があるので一緒に摂取するのは控えてください。

（＊他に販売終了したお菓子について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）