ルタバガとは?味わいや栄養価・効能は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ルタバガはどんな野菜か知っていますか?日本ではあまり聞きなれない名前の野菜ですが、今回は、ルタバガの〈味わい・栄養価・効能〉など特徴や、栽培方法についても紹介します。ルタバガの活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ルタバガは北欧原産の野菜ですが、実は日本でも栽培可能な野菜の一つです。北日本のような気温が高くない地域でも栽培できるのが特徴で、長期保存が可能です。家庭菜園など、個人でも簡単に作付けできるようで初心者でも心配いりません。ここではルタバガの育て方を紹介するので冬に旬を迎える食材として、家庭の畑でも栽培してみてください。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ルタバガは元々寒冷地帯で広く栽培されてきた寒さに強い品種で、貯蔵性にも優れているためヨーロッパでは冬場の野菜として重宝されています。
①種まきの時期
ルタバガの種まき時期は、だいたい夏~秋口にかけてが目安です。種をまく間隔は、株と株の間を約15cmほど開けるといいといわれています。根菜を作った経験がある人の場合は同じ要領で作付けすることが可能なため、冬までの約3か月間育てられる時期で種をまいてみましょう。
②育て方
アブラナ科の野菜は虫対策が大切になってきます。防虫ネットなどを活用し、虫がつかないように育てましょう。葉が大きくなってきて、重なりあうことがあれば間引き作業が必要です。葉が重ならず、太陽の光がまんべんなくあたるように間引くことでさらに大きなサイズに育てることが可能になります。
③収穫時期
収穫時期が近くなってくると、寒さも深まってきます。気温も下がり霜の降りる頃、朝晩の寒さに2回以上当てることでおいしさにつながります。根が太くなり、サイズとしては直径8cmほどになれば収穫してもいいタイミングです。さらに太く育てたい場合、間引きの間隔を広げることで成長を促すことができるでしょう。
ルタバガの食べ方・レシピのおすすめ
ルタバガのような珍しい食材はどのように調理したら良いか迷うものです。調理方法は様々ありますが、ここではルタバガの特徴を生かした調理方法とレシピを紹介します。初心者の方でも簡単に作ることができるので、ぜひレパートリーの一つとして作ってみてください。
①ルタバガとポテトのクラプショット
ルタバガの食感はイモ類に似ているため、マッシュにするとほくほく感が生かされます。荒くつぶしてもペースト状につぶしても、それぞれ違ったおいしさが楽しめます。バターやマヨネーズなどのオイルを加えることで滑らかにもなり、おいしさの変化も楽しめるでしょう。
②フライドルタバガ
原産の北欧で親しまれている食べ方であるフレンチフライは、加熱したルタバガの表面のカリカリ感を味わうのに最適です。ディップするソースを変えることで味わいを楽しむことができます。ソースを数種類そろえて、パーティー料理に活用するのもおすすめです。