ささげ(大角豆)とは?いんげんと違いは?下処理や赤飯など食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ささげ(大角豆)はどんな野菜か知っていますか?今回は、ささげの名前の由来や〈見た目・旬〉など特徴をいんげん・小豆と違いを比較しながら紹介します。ささげの茹で方・下処理の仕方や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
また、お赤飯は神様に「捧げる」料理であることから、これを名前の由来に持つささげが使われるようになったとも考えられています。一方、小豆は皮の柔らかさを生かした、あんこなどの和菓子作りに活用されるのが特徴です。
ささげの下処理の仕方は?
ささげの若さやを食べる際には、どのように下処理を行うと良いのでしょうか。ささげの筋取りや、茹で方のポイントを詳しく解説します。
ささげの筋取りの仕方
ささげはいんげんや絹さやなどの、マメ科の野菜と同様に筋取りを行います。ささげの下処理の手順は下記の通りです。
1.硬いヘタの部分を指を使って折る
2.折った部分から下に向かって引き、筋を取る
3.ささげを洗って塩をかける
4.まな板の上でささげを転がし、板ずりをする
5.もう一度水洗いする
ヘタの部分を折るときは、全て折らずに筋部分を残すように注意しましょう。筋を取った後に軽く水洗いしてから塩をかけ、ささげ同士をこすり合わせるように、まな板の上で転がし板ずりをしてください。この手順を行うことで、ささげのさやについている細かい産毛を取ることができるので、食べた時の口当たりが良くなります。
ささげの茹で方・茹で時間
ささげは、いんげんと同様の方法で茹でると良いでしょう。ささげを茹でる手順は、下記の通りです。
1.鍋にお湯を沸かす
2.沸騰したら塩を加え、ささげを入れる
3.硬さを見ながら、2分前後茹でる
4.茹で上がったら氷水につけて粗熱を取る
5.キッチンペーパーで水気をふき取る
ささげを茹でるお湯に塩を加えると、鮮やかな緑色に仕上がります。茹で時間はささげの太さや長さによって変わるので、2分前後を目安として茹で加減を確認して下さい。煮物やスープなどに入れる場合は、やや硬めに茹でると良いでしょう。茹で上がったら氷水で冷やすと、余熱によって火が通りすぎることを防ぎ、程よい歯ごたえが残ります。
ささげの食べ方・レシピのおすすめ
ささげの豆や若さやは、どのようにして調理すると美味しくいただけるのでしょうか。ささげを使ったおすすめのレシピを3品紹介するので、参考にしてください。
①炊飯器で作るささげの簡単お赤飯
ささげの豆を使ったお赤飯は、蒸し器を使う作り方が一般的ですが、こちらは炊飯器を使う手軽なレシピです。ささげを使うと豆が割れにくいだけではなく、色も鮮やかに仕上がるため、お祝い事の際に適しています。冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにもおすすめです。
②ささげとこんにゃくと油揚げの煮物
ささげの若さやにこんにゃく、油揚げを加えて煮付けるレシピです。ご飯にぴったりの甘辛い味付けで、仕上げに加えたゴマの香りが良く合います。ささげの緑色が鮮やかで、お弁当のおかずの一品にしても良いでしょう。