玉ねぎの種類や旬の時期は?辛味など特徴別に美味しい食べ方・レシピを紹介!
【野菜ソムリエ監修】玉ねぎの種類はどれくらいあるか知っていますか?実は玉ねぎの種類は1つではありません。今回は、玉ねぎの種類や品種を〈新玉・黄玉・赤玉・白玉〉別に旬の時期や味など特徴を紹介します。玉ねぎの選び方や栄養価も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎとはどんな野菜?
玉ねぎは家庭でもよく使用される一般的な野菜の一つで、茎の根元が膨らみ大きくなった鱗茎と呼ばれる所が食べられています。また、葉の部分も倒れる前に収穫することでネギと同様に食べることができます。
玉ねぎの旬・収穫時期は3月~6月
玉ねぎは1年を通して流通していますが、旬は春と秋の2回です。収穫時期は3~6月で、最も多く出回るのは4月頃です。黄玉ねぎを早採りしたものが3~5月、さらに大きく成長させて乾燥したものが9月頃から市場に出回ります。
玉ねぎの主産地・生産量
玉ねぎは日本全国で栽培されていますが、中でも生産量の多い地域は次の通りです。
【1位】北海道/691.930t
【2位】佐賀県/138.492t
【3位】兵庫県/ 97.069t
【4位】愛知県/ 33.830t
【5位】長崎県/ 27.076t
上記のランキングは平成30年までの平均値です。玉ねぎは北海道で最も多く生産・収穫されており、全体の6割近くを占めていて主に黄玉ねぎが作られています。また、新玉ねぎを国内で最も早く出荷しているのは静岡県です。
玉ねぎの種類
私たちが最も目にするのは薄い黄色の皮がついている玉ねぎですが、他にも沢山の種類の玉ねぎがあり、品種や特徴も様々です。
①新玉ねぎ・旬の時期:3~4月
新玉ねぎは黄玉ねぎや白玉ねぎを早採りし、乾燥させずにすぐに出荷したものを指します。主な産地は佐賀県や兵庫県・愛知県で、新玉ねぎの品種は以下のようなものがあります。
・サラダ玉ねぎ
・トップゴールド320
「サラダ玉ねぎ」は貯蔵には不向きですが甘みが強く名前の通りサラダに向いています。病気にも強いので初心者の方でも育てやすい品種です。また、「トップゴールド320」は病気にはあまり強くありませんが他の早生種よりも早く3月に収穫できる品種です。
新玉ねぎは皮の色が薄く実は柔らかいのが特徴で、水分が多く辛味はほとんどありません。また、甘味が強いので生食としてサラダ等にも使え、よく煮込むと形がなくなります。他の玉ねぎと違って日持ちがせず、出回る時期も旬の時期のみと限られています。
(*新玉ねぎと玉ねぎの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
②黄玉ねぎ・旬の時期:9月以降
黄玉ねぎは保存性を高めるために収穫したあと十分に乾燥させたものを指します。主な産地は北海道で、収穫後貯蔵庫でしっかりと乾燥させたものから順番に出荷されています。黄玉ねぎは以下のような品種があります。
・パワー
・ケルたま
・もみじ3号
黄玉ねぎは最も多く流通しており、薄い茶色の皮で実は固くしまっているのが特徴です。なかでも、「パワー」は大量収穫・長期保存が可能で密集して植えることで玉の形が揃う品種です。「ケルたま」は体内の酸化酵素を取り除く成分であるケルセチンが一般的な秋に作る品種の1.5倍含まれています。
また、「もみじ3号」は大玉で病気に強く、半年ほど長期保存が可能な品種になっています。