桜餅の葉っぱは食べる?食べない?葉の種類は何かや意味・役割も解説!
桜餅の葉っぱはいつもどうしていますか?食べる・食べないはどっちが正解でしょうか?今回は、桜餅の葉っぱを食べる人の割合や、桜餅に葉っぱをつける意味・由来なども紹介します。桜餅の葉っぱは何の種類かに加えて、桜餅の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
「オオシマザクラ」という桜の塩漬けした葉を使っている
桜餅が生まれた当時は隅田川周辺に咲いていた「ヤマザクラ」の葉が使われていましたが、現在では伊豆半島で栽培されている「オオシマザクラ」の葉が使われています。これはオオシマザクラの葉がもっとも香りが立つことが大きな理由ですが、さらに葉が大きくて柔らかく、葉の表面に毛が生えていないことも理由にあげられます。
桜餅の作り方は?
和菓子を手作りするのは難しいと思われがちですが、桜餅は比較的作りやすい和菓子です。お花見のスイーツに持参すると、雰囲気も華やいできっと喜ばれることでしょう。今回は、長命寺風の桜餅の作り方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
桜餅の材料
【粒あん】
・小豆 250g
・砂糖 200〜300g
・塩 小さじ1/2
【生地(4〜6個分)】
・薄力粉 70g
・白玉粉 20g
・砂糖 25g
・水 180cc
・桜の葉の塩漬け 適量
桜餅の葉っぱがない時は代用できる?
桜餅に巻く葉っぱはオオシマザクラの葉っぱを塩漬けにしたものですが、オオシマザクラの葉っぱが手に入らない場合は八重桜の葉っぱで代用できます。
それもない場合には、ポリエチレンでできた人工の葉っぱが代用品になります。本物の桜の葉っぱのように食べることはできませんが、巻くことで桜餅の風情も出て、中には桜の葉っぱの香りがついたものもあるので便利です。
オオシマザクラの葉っぱもポリエチレン性の葉っぱも、製菓材料店やインターネットを使った通信販売で購入することができます。また、桜の葉っぱの塩漬けは自分で作ることもできるため、多めに作っておけば桜餅以外にも料理の調味料として活用できるためおすすめです。
桜餅の作り方・レシピ
桜餅の作り方の手順は、以下の通りです。
【粒あん】
1.水洗いしたあずきをたっぷりの水に一晩つける
2.小豆をひたひたの水で沸騰させたあとは弱火で差し水をしつつ1時間煮る
3.2の煮汁を捨てて再度たっぷりの水で1時間ほどアクを取り除きながら煮る
4.小豆が柔らかくなったら砂糖を2〜3回に分けて加える
5.4に塩を加え火を消して30分以上置く
【生地】
1.白玉粉に少しずつ水を加え泡立て器で混ぜて生地を作る
2.1に砂糖・薄力粉・残りの水を加えてよく混ぜてこし器でこして1時間寝かせる
3.フライパンで1枚ずつ桜餅の皮を焼く
【成形】
1.塩漬けの桜の葉っぱは30分ほど水につけて塩抜きする
2.粒あんを25gずつに分けたものを俵型にして生地で包む
3.2を桜の葉で包むとできあがり
桜の葉っぱは裏表が分かりにくいですが、葉脈がはっきりしている方が裏です。桜餅を包むときには裏が見えるように包むとよいでしょう。
桜餅を作ってみよう
春にふさわしい桜餅は、塩漬けした桜の葉っぱに包まれたかわいらしい春のお菓子です。葉っぱは食べても問題ありませんが、はずして食べる方が桜餅の美味しさが引き立ちます。家で手作りすることもできるので、機会があればぜひチャレンジしてください。