桜餅の葉っぱは食べる?食べない?葉の種類は何かや意味・役割も解説!
桜餅の葉っぱはいつもどうしていますか?食べる・食べないはどっちが正解でしょうか?今回は、桜餅の葉っぱを食べる人の割合や、桜餅に葉っぱをつける意味・由来なども紹介します。桜餅の葉っぱは何の種類かに加えて、桜餅の作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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桜餅の葉っぱってどうしてる?
寒い冬が終わりを告げ春が近づいてくると、淡いピンクのかわいらしいお餅が店頭に並びはじめます。このお餅は桜餅と呼ばれ、桜に見立てたピンク色のお餅を塩漬けした桜の葉っぱで包んだ春らしい和菓子です。この葉っぱをお餅と一緒に食べる人と食べない人がいますが、どちらが正しい食べ方なのでしょうか。
桜餅の葉っぱは食べる?食べない?
桜餅の葉っぱは食べてはいけないという話は聞かないため、何となくいつも食べている人や、その時の気分で食べたり食べなかったりする人もいるでしょう。ここでは、桜餅の葉っぱは食べるかどうかについて解説します。
桜餅の葉っぱを食べても食べなくても良い
桜餅の葉っぱについては、正式な食べ方が決まっているわけではありません。そのため、葉っぱを食べるか食べないかについては、食べる人の好みによって違ってきます。しかし、ある雑誌のアンケートでは「食べる」「気分によって、食べることも食べないこともある」の回答を合わせると、食べる割合は84%になったようです。
このアンケート結果から、桜餅の葉っぱは食べるものと認識している人が多いことが分かります。
全国和菓子協会は桜餅の葉っぱを食べないことを推奨している
全国和菓子協会によると、桜餅の葉っぱは食べないことを推奨しているようです。その理由は、葉っぱをはずして食べた方がより桜餅の風味を感じることができるためです。また、葉っぱによってはすじが硬くなっているものもあり、口当たりが悪くなることもあります。
桜餅の葉っぱを食べるか食べないかは食べる人の好みによりますが、葉っぱをはずして食べる方が桜餅そのものの美味しさを感じることができるようです。
桜餅に葉っぱをつける意味ってあるの?
桜餅の葉っぱははずして食べた方が桜餅を美味しく食べられることが分かりましたが、そもそもなぜ桜餅に葉っぱがついているのでしょうか。ここでは、桜餅に葉っぱがついた由来・歴史と意味・役割について紹介します。
桜餅に葉っぱがついた由来・歴史
桜餅が生まれたのは江戸時代の頃で、東京・向島の長命寺という寺院に深いかかわりがあります。長命寺のある隅田川周辺は桜の名所で、春には多くの人が花見に訪れる場所でした。長命寺の門番をしていた山本新六は大量の桜の葉の掃除に苦労しており、葉を活用したいと考えた結果、塩漬けした葉で餅を巻いて売ったことが桜餅に葉っぱがついた由来です。
一方、桜餅に似た和菓子である柏餅にも柏の葉が巻かれています。この理由は、柏の葉は新芽が出た後に古い葉が落ちることから子孫繁栄の意味を込めた縁起物とされているからです。桜の葉を巻くことには、このような縁起を担ぐ意味合いはありません。
桜餅に葉っぱがついている意味・役割
桜餅に葉っぱがついている意味や役割は、以下の通りです。
・桜の葉の香り漬けをする
・お餅の乾燥を防ぐ
桜の葉は塩漬けにすることで香りが引き立つだけでなく、抗菌作用も生まれます。また、桜餅が生まれた江戸時代は保存の技術がなく、塩漬けした大きな桜の葉でお餅を包んで乾燥から防いでいたようです。桜餅を葉っぱで包むアイデアは、昔の人の生活の知恵から生まれたものだということが分かります。
桜餅の葉っぱの種類は?何桜の葉っぱ?
桜には様々な種類があり、葉っぱの性質も種類によって異なります。桜餅の葉っぱは、どんな種類の桜の葉っぱなのでしょうか。