カステルフランコはどんな野菜?味わいや旬の時期・産地は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】カステルフランコはどんな野菜か知っていますか?今回は、カステルフランコの〈旬・味わい・栽培条件〉など特徴や、食べ方のおすすめを紹介します。〈サラダ〉など、カステルフランコの活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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カステルフランコとは?どんな野菜?
カステルフランコという聞き慣れない名前の野菜を、知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、カステルフランコとはどんな野菜なのか、産地と合わせて紹介します。
カステルフランコはチコリーの変形種
カステルフランコは、レタスの様な外見をしたイタリアの野菜です。赤チコリーのラディッキオ・トレヴィーゾとエンダイブを交配したチコリーの変形種として開発されました。大きなバラが咲いた様な見た目で、クリーム色の葉に赤紫色の斑点がちりばめられたような模様が特徴です。また、その気品ある姿から、赤チコリーの女王とも呼ばれているようです。
この特徴的な色味は、日光を遮断して育てる軟白と呼ばれる処理を施すことで作られます。この軟白栽培をする事で、組織が柔軟になり、味もまろやかになります。栽培に手間がかかるカルテルフランコは、高級野菜としてあつかわれているので値段も張り、入手しにくい野菜です。
(*チコリーについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
カステルフランコの旬の時期・主産地
カステルフランコは、イタリア・ヴェネト州にあるカステルフランコという町が発祥の地であることからその名前がつけられました。カステルフランコはイタリア野菜とも呼ばれ、イタリアが主な産地です。
カステルフランコの種まきは8月上旬に始まり、11月下旬から12月にかけて収穫時期を迎えます。イタリアでは冬野菜として人気があり、見た目が華やかである事からも食べるバラとして人気があるようです。
カステルフランコは日本での栽培が難しく輸入が一般的
産地のイタリアでカステルフランコは虫に強く、比較的栽培しやすい事で知られています。最近では、日本でもカステルフランコの栽培を始めた農家の方がいるようです。
しかし、産地の北イタリアとは気候が異なる為、イタリアと同じ様に栽培する事は難しいのが現状です。加えて、カステルフランコは軟白栽培による手間がかかる為、流通するほどの収穫量はありません。日本で売られているものは輸入が一般的ですが、お店で見かける事はほとんどないようです。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
カステルフランコは普通に育てると苦みが強くなるため、軟白栽培をすることが多いです。軟白栽培をする場合は、15~18度位で日の当たらない涼しい環境を作ります。
カステルフランコの味わいや食べ方は?
イタリア野菜のカステルフランコは、どんな味わいを持つのでしょうか。ここでは、カステルフランコの味わいや食感を口コミと併せて紹介します。
カステルフランコの味わい・食感
カステルフランコは、チコリーを原種としているので、苦味と甘みがバランスの良い複雑な味わいを楽しむ事が出来ます。肉厚でレタスよりも重みがあり、繊細な香りをもちます。クリーム色の葉は柔らかく、滑らかな口当たりが特徴です。
Twitterの口コミ
お店で食べた食材にカステルフランコという野菜が使われていて
市場で買いました💖✨
チコリの仲間だそうです。
美味しい✌️
Twitterの口コミ
畑のカステルフランコ。すごく綺麗になってきました(⌒▽⌒)苦味がたまらなく美味しいお野菜です♪ #野菜