チコリはどんな野菜?味や栄養価・効能は?食べ方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】チコリはどんな野菜か知っていますか?聞き慣れない名前の野菜ですが、どのような味がするのでしょうか。今回は、チコリの味わい・風味など特徴や、栄養価・効能など紹介します。チコリの食べ方のおすすめや活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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チコリとは?どんな野菜?
レストランやカフェに行くと、チコリと呼ばれる野菜がオードブルとして提供されることがあります。チコリは変わった名前ですが、どのような野菜なのでしょうか。ここではまず、チコリの特徴や味について解説します。
チコリの特徴
チコリはフランスなどのヨーロッパ諸国を原産地とするキク科の野菜で、現地では古くから食材や薬草として活用されています。チコリはヨーロッパのなかでもベルギーでの生産量が多いためベルギーチコリの別名をもち、和名ではキクニガナと呼ばれています。
チコリの形は船のような形状の葉が重なり合った紡錘形で、芯の部分は乳白色で葉先は薄い黄色や緑色をしているのが特徴です。海外からの輸入品のチコリは年間を通して出回っていますが、国産のチコリは12月から3月ころに流通します。
チコリの味わい・風味
チコリの葉は柔らかくサクサクとした歯ごたえがあり、特有の苦味に加えてほのかな甘味があります。チコリは元々苦味の強い野菜ですが、軟白栽培と呼ばれる太陽光を遮る栽培方法によって苦味が抑えられ食べやすく改良されました。
チコリは加熱調理によって苦味が強くなる性質がありますが、近年流通しているチコリはソテーなどに加熱しても美味しく食べられるように栽培されています。
Twitterの口コミ
こんばんは~(^o^)
先週の土曜日にチコリ村と言うところに行って来ました( ≧∀≦)
チコリを初めて食べたよ~(  ̄▽ ̄)
見た目は白菜、食感はキャベツ、舌触りはざらざらで不思議な感じでした(^o^)
チコリの花も初めて見ました(*^ー^)
青くて綺麗♪
チコリの栄養価・効能は?
チコリには、どのような健康効果や効能があるのでしょうか。ここではチコリに含まれる代表的な栄養素とその効能について解説します。
①食物繊維
チコリは、イヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が豊富に含まれている野菜です。イヌリンには、腸内の環境を整えて便秘を解消するほか、動脈硬化の予防やカルシウムの吸収率を高める働きがあります。さらに、イヌリンには血糖値が上昇するのを防ぐうえに食欲を抑えるホルモンの分泌作用もあるため、ダイエットにも一役買います。(※1、2)
②チコリ酸
チコリにはポリフェノールの一種であるチコリ酸が含まれています。チコリ酸には脂肪肝や肝障害などの改善作用や、腎臓や胆のうなどの内臓器官を浄化する効果があります。また、チコリ酸には老化の原因となる活性酸素の蓄積を抑える抗酸化作用があり、アンチエイジング効果も期待できる栄養素です。
笹野美緒
管理栄養士
イヌリンは、チコリなどキク科植物の根などに多く含まれており、工業的に抽出されさまざまな加工食品にも利用されています。チコリ酸はチコリの苦味成分の一つで、抗菌作用や消化促進作用もあるといわれています。
③カリウム
チコリに含まれるカリウムは体内に存在するミネラルの一種で、ナトリウムとともに作用して細胞の浸透圧を整える働きがあります。カリウムは塩分を摂り過ぎた際などに増えた余分なナトリウムや老廃物を尿として体外に排出する作用があり、むくみの解消に効果的な栄養素です。
また、腎臓の機能を活発化させることで排泄機能を促す働きや、血圧を低下させる作用もあります。(※3)