アルファルファとは?野菜?栄養成分や効果・効能は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】アルファルファはどんな野菜か知っていますか?スプラウトと違いはあるのでしょうか?今回は、アルファルファの栄養成分の効果・効能や、味わい・風味など特徴を紹介します。アルファルファの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アルファルファとは?
様々な料理に使われるアルファルファは、栄養価の高い野菜です。見た目が似ているので、スプラウトと同じ野菜だと思われることもあります。よく似ているスプラウトですが、2つはどう違うのでしょうか。アルファルファの特徴や、スプラウトとの違いについて説明します。
アルファルファの特徴
糸もやしとも呼ばれるアルファルファは、ペルシア語の最良の草という言葉が名前の由来となっています。明治時代は主に人が食べるというよりも牛の餌として利用されることが多く、今ほど注目されていませんでした。しかしとても栄養価が高いということが分かったことで注目され、多くの人が食事に取り入れるようになったようです。
野菜の中でも群を抜いて栄養価が高いことから今では野菜の王様と呼ばれ、多くの八百屋やスーパーマーケットで販売されるようになりました。細かな手間をかけず簡単に栽培できる上に発芽してから食べごろまでが一週間と短いので、家庭菜園として自宅で栽培する人も増えています。
アルファルファの味わい・風味
アルファルファの見た目はかいわれ大根に似ていますが、同じような辛味を感じることはありません。よく噛むとほんのりと甘いですが、少し青臭さを感じることもあります。シャキシャキと食感が良いのが特徴で、生のままサラダなどで食べるのが人気です。アルファルファ自体はとても味が薄いので、様々な味付けによく合う野菜と言えるでしょう。
アルファルファとスプラウトの違い
アルファルファとよく似た野菜の中には、スプラウトというものがあります。一見アルファルファと同じような種類の野菜のように見えますが、このスプラウトという名前は発芽した新芽のことで野菜そのものの名前というわけではありません。アルファルファもスプラウトの一種で、発芽するとスプラウトと呼ばれるようになります。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
アルファルファは糸もやしの他に「ムラサキウマゴヤシ」とも呼ばれるもやしの中では最も小さい豆科の牧草の発芽野菜でハーブとしてそのまま栽培されることもあります。
アルファルファの栄養成分と効果・効能は?
奥深くまで根を伸ばすアルファルファには、他の野菜より多く栄養素が含まれています。この栄養素は身体の健康を保つ効果・効能が期待できるため、上手に取り入れれば健康な身体作りに役立つでしょう。ここではアルファルファの栄養について、効果・効能と共に解説します。
①疲労回復
アルファルファはビタミンA・B1・B2・B6・C・K・Eとビタミンが豊富で、中でもビタミンAの中のβカロテンはうなぎやレバーより多く含まれています。ビタミン類は疲労物質を運び出したり、エネルギーを作り出したりするのに必要な栄養素です。ビタミンが不足すると疲れが取れにくくなったり、免疫力が落ちたりすることもあります。
他にも体内では作れない8種の必須アミノ酸が含まれています。必須アミノ酸は筋肉の修復を早めたり、身体の疲れを抑えたりする効果があるとても大切な栄養素です。身体の機能を維持するために必要なミネラルなども豊富に含まれているので、アルファルファは疲労回復に効果を発揮することが期待できる栄養価の高い野菜と言えます。
②むくみ防止
アルファルファは利尿作用によって体の中にある余計な水分を排出する働きがあるので、むくみ防止効果が期待できます。さらに溜まっている老廃物を排出する働きもあるので、新陳代謝を活発化させることもできるのです。新陳代謝がよくなることで脂肪も燃焼されやすくなり、すっきりとした身体を作ることができます。
③整腸効果・便秘防止
食物繊維が豊富なアルファルファは、痛みのない下剤と言われるほど整腸作用の高い野菜です。食べると腸内の水分を吸収して、大きく膨らみます。膨らんだアルファルファは腸内を刺激し、腸の調子を整える働きがあるのです。不要なものを排出して便秘を防止する働きによって、美肌やダイエットにも効果が期待できます。