スープヌードルとカップヌードルの違いとは？内容量・カロリーなど比較して紹介！

カップヌードルは1971年に日清食品によって販売された即席のカップ麺で、発売以来多くの人々に愛され続けている大ヒット商品です。日清食品が開発した商品には、有名なカップヌードルのほかスープヌードルと呼ばれる商品が存在します。スープヌードルとはどのような商品で、カップヌードルとどのような違いがあるのでしょうか。

スープヌードルとは、2006年に日清食品がカップヌードルの低価格版として販売したカップ麺のことです。この商品は「スープ感覚で食べられるカップ麺」をコンセプトに開発されたもので、日清食品はスープヌードルをお弁当とともに食べる方法も推奨しています。スープヌードルには醤油味のレギュラーをはじめ、カレーとシーフードの3種類があります。

スープヌードルが誕生した背景には、カップ麺を食べる女性や健康を意識する方が増えてきた日本人の生活様式に変化がありました。日清食品はこうした時代のニーズに対応するために、カップヌードルよりもボリュームが少ないカップ麺としてスープヌードルを生み出しました。

パッケージには「SOUP NOODLE」のロゴがプリントされていますが、その他のデザインやサイズはカップヌードルとほぼ同じであるため、カップヌードルと間違えて購入する方も多いようです。実は日清食品はスープヌードルとカップヌードルの味が同じことを表現するため、意図的にスープヌードルのパッケージをカップヌードルに似せて設計したと言われています。

カップヌードルとスープヌードルのパッケージは良く似ていますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。カップヌードルとスープヌードルの違いについて解説します。

カップヌードルとスープヌードルの具材には、どちらも味付卵、味付えび、味付豚肉、ねぎの4種類が入っています。カップヌードルにはコロチャーと呼ばれるチャーシューが入っていますが、スープヌードルにはコロチャーはなくダイス状のミンチが使われています。また、スープヌードルの具材はカップヌードルより小さく、量も少ないのが特徴です。

なお、カレー味のスープヌードルの具材にはポテト、にんじん、ねぎが使われており、シーフード味にはかにかま、卵、キャベツのほか、イカやねぎが入っています。

スープヌードルはスープ仕立てのカップ麺であるため、カップヌードルより内容量が少ない一方で必要なお湯の量は多めになっています。

カップヌードルの内容量は77gでそのうちの麺の量は65gであるのに対し、スープヌードルの内容量は59gで麺の量は50gです。また、必要なお湯の量はカップ麺は300ml、スープヌードルは320mlとなっており、カップ麺よりも必要な湯の量が20mlほど多いのが特徴です。

カップヌードルとスープヌードルは、味にも違いがあります。カップヌードルは濃い醤油味にペッパーの辛味が効いた味で、麺の量も多く食べ応えがあるのが特徴です。一方で、スープヌードルはカップヌードルよりも塩分量が少なくあっさりとした塩加減のスープで、麺の量は少ないため小腹満たしに丁度良い量となっています。

スープヌードルに入っている具材のえびは旨みがあり、たまごは甘味が際立っています。ダイスミンチの大きさは小さいため、カップヌードルに入っているコロチャーのような肉感はありません。