菜の花の保存方法・期間は?冷凍で長持ち?解凍のコツや活用レシピも紹介!

【野菜ソムリエ監修】菜の花の正しい保存方法を知っていますか?今回は、菜の花を〈冷凍・冷蔵〉で保存する方法・期間や、解凍方法のコツも紹介します。ほかにも〈おひたし・辛子和え〉など、冷凍した菜の花の活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. 菜の花を日持ちさせるには?
  2. ①菜の花の常温保存はNG
  3. ②美味しい新鮮な菜の花を選ぶ
  4. 菜の花の冷蔵での保存方法・期間は?
  5. 菜の花の冷凍での保存方法・期間は?
  6. 菜の花の冷凍での保存方法・期間
  7. 冷凍した菜の花の解凍方法
  8. 保存した菜の花の活用レシピ
  9. ①菜の花パスタ
  10. ②炊き込みご飯
  11. ③ツナマヨ和え
  12. 菜の花を長持ちさせよう

菜の花を日持ちさせるには?

春の味覚の菜の花はおひたしやてんぷらなどにすることが多いですが、多量に手に入った場合は日持ちしないので困ることがあります。できるだけ菜の花を日持ちさせるにはどうすればよいでしょうか。新鮮な菜の花の選び方も合わせて紹介します。

①菜の花の常温保存はNG

菜の花は常温に保存しておくとすぐにしなびてくるため、常温保存には向きません。スーパーで陳列されているときは常温になっていることが多いですが、いつまでも常温で保存ができるわけではないので注意しましょう。購入してきたらできるだけ早く調理して食べるか、冷蔵や冷凍保存するのが好ましいです。

②美味しい新鮮な菜の花を選ぶ

菜の花を日持ちさせるには、美味しい新鮮な菜の花を選んで購入することも大切です。新鮮な菜の花を選びたい場合は以下の部分を見ましょう。

・つぼみが開ききっていない
・軸の中心まで緑色になっている
・切り口がみずみずしい
・葉が詰まっている
・つぼみが密集している


菜の花を購入するときはつぼみが開いていないか必ず確認しましょう。花が開いているとえぐみが出て食べにくくなります。また、菜の花は茎を食べることから茎の部分を見て穴が開いているものは避けるようにします。スーパーでは束になって販売されていることが多いことから、葉もつまっているものを選ぶと失敗しないでしょう。

菜の花の冷蔵での保存方法・期間は?

菜の花はそのまま保存すると冷蔵庫であっても萎びてきます。できるだけ長持ちさせるために、以下のような方法で保存しましょう。

【生のままで保存する】
1.新聞紙を濡らす
2.菜の花を1の新聞紙で包む
3.ポリ袋に入れる
4.野菜室で保存する


【茹でてから保存する】
1.菜の花をしっかり洗う
2.塩を入れたたっぷりのお湯に茎の方から入れて茹でる
3.冷水につけて、水気をしっかり切る
4.タッパーに入れるか、ラップに包む
5.ラップに包んだものはポリ袋に入れて野菜室で保存する


【グラスに入れて保存する】
1.グラスに3センチほど水を入れる
2.菜の花を挿してポリ袋をかぶせてから輪ゴムで留める
3.冷蔵室か野菜室で保存する


どの保存方法もおよそ4~5日の保存が可能です。冷蔵であってもそれほど長持ちや日持ちするとは言えない日数なので、早めに食べきるかそれ以上保存する場合は冷凍保存にしましょう。生のままで保存する場合は濡らした新聞に包むことで乾燥から菜の花を防ぎ、みずみずしい状態が長持ちします。

茹でてから保存する方法は、おひたしや辛子和えなどに少しだけ使いたい場合におすすめで、手軽に出してすぐに食べられ便利です。グラスの場合も、常温ではなく冷蔵庫に入れることで花が開かず日持ちするので、菜の花独特のえぐみや苦味が出るのを抑えられます。

菜の花の冷凍での保存方法・期間は?

前述した通り、冷蔵庫で保存しても菜の花は1週間も日持ちしないようです。長く保存する場合は、買って来たらできるだけ早く冷凍保存するのが賢明と言えるでしょう。冷凍保存の方法と、解凍方法を紹介するので参考にしてください。

菜の花の冷凍での保存方法・期間

菜の花の冷凍保存もいくつか方法があるので紹介します。

【生のまま冷凍する】
1.菜の花の向きをそろえる
2.ポリ袋や密封袋に入れて保存する


【塩漬けして保存する】
1.菜の花を食べやすい大きさに切る
2.塩漬けにして一晩おく
3.軽く水気を切ってからラップに小分けにする
4.密封袋で保存する


【茹でて冷凍する】
1.菜の花を塩ゆでする
2.水気を切って使いたい大きさに切る
3.使いやすい量ごとに分けてラップに包み、密封袋で保存する


どの保存方法も1か月程度の保存が可能なので、長く保存する場合はおすすめです。生のままの場合、使うときに向きがバラバラだと茹でるときに固さにむらができるので、必ずそろえてから保存するようにしましょう。塩漬けの場合は食べるときに塩抜きしてからそのまま食べることができ、漬物として使えるのでおかずが足りない場合に手早く取り出せるので便利です。

茹でて冷凍する場合は、若干固めに茹でると解凍した時にも美味しく食べられます。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

茹でてから保存する場合、菜の花に含まれているビタミンCは水溶性なので、茹でる時間は30秒~1分程度に短くして、冷水にさらしすぎないようご注意ください。

冷凍した菜の花の解凍方法

冷凍した菜の花を解凍する場合は以下の方法で解凍できます。

・自然解凍
・そのまま茹でる
・そのまま炒める


自然解凍は茹でてから保存した場合や、塩漬けした時など何らかの加工を加えて保存した時に向いています。火を通さないので保存した時と同じ固さのまま食べられ、おひたしや漬物のときにはこちらの方法が良いでしょう。

生のままで保存した時は、使いたい料理にそのまま入れると水っぽくなったり煮崩れしたりしないので、保存するときには使いたい大きさに切った上で保存すると手軽に使えます。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

生のままで保存した菜の花を食べるときは、凍ったまま根元から入れて茹で、水にさらすとおひたしになります。また炒め物の際も凍ったまま、高温で炒めてくださいね。

保存した菜の花の活用レシピ

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