ふきのとうの食べ方は?天ぷらが一番?味わいや下ごしらえ・アク抜きの仕方も解説!
【野菜ソムリエ監修】ふきのとうはどんな山菜か知っていますか?今回は、ふきのとうの旬の時期・食べ頃や味わいなど特徴のほか、アク抜きなど下ごしらえ・下処理の仕方も紹介します。〈天ぷら・パスタ・おひたし〉など、ふきのとうの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ふきのとうとは?どんな山菜?
春の訪れを告げるふきのとうは、山などに自生する山菜の一種です。山菜採りでも知られているふきのとうですが、どのような特徴がある山菜なのでしょうか。ふきのとうの時期や食べ頃、値段等について詳しく解説するのでぜひ参考にして下さい。
ふきのとうの旬の時期・食べ頃
山野などで見かけることが出来る天然のふきのとうは、西日本では1~2月頃から、東日本や北海道では2月から4月に旬を迎え山菜採りを楽しむ事もできます。ビニールハウスで栽培されているふきのとうもあり、天然のふきのとうに比べて旬は一足早く12月下旬頃から収穫され、そのころからスーパー等で見かけることが出来るでしょう。
ふきのとうの旬はとても短く、蕾であるふきのとうから花が咲くと食べることが出来なくなってしまいます。開花前であっても蕾になってから時間が経って周りの葉が開いてしまっているものは、旬の時期を過ぎてしまっているため美味しくありません。美味しく食べることができる期間はわずかなので、タイミングを逃さないようにしましょう。
ふきのとうの値段
ふきのとうは山菜採りへ出かけて自分で手に入れることができますが、旬の時期になるとスーパーや道の駅等で販売されているものを購入することができます。天然のふきのとうであれば一玉100円前後が平均価格になっていて、比較的高価な食材だと言えるでしょう。
山菜採りへ行って手に入れることができればお金はかからないので、一度探しに訪れて楽しむのもおすすめです。ふきのとうは旬がとても短く販売期間も僅かな貴重な食材なので、見かけた際はぜひ購入してみて下さい。
「ふきのとう」と「ふき」の違い
春が旬の山菜にはふきのとう以外に、ふきと呼ばれるものがあります。この二つは一つの根っこで繋がっている同じ植物で、キク科フキ属の多年草に分類される、日本が原産の最古の山菜です。ふきのとうはふきの蕾とその周りの小さな葉(苞)の部分の事を指し、蕾が花開いた後に地中の茎が伸びて地上に出てきた葉と茎を繋いでいる葉柄と呼ばれる部分がふきです。
それによりふきはふきのとうより少し後に旬を迎え、山菜として美味しく食べることができます。ふきは見た目が真っ直ぐで太いため茎だと思われている事が多いですが、茎の部分は地中に広がっています。ふきは蕾と葉が離れた別の場所で成長する、少し変わった特徴のある植物です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
天然のふきのとうは雪の多い地方の雪の下で芽吹いたものを雪解けの頃に収穫したものの方が苦みが少なく、味も香りも良いと言われています。
ふきのとうの栄養成分・効能
ふきのとうには以下のような栄養素が含まれています。
・ビタミンE
・ビタミンK
・カリウム
春野菜は寒さが残る初春に成長できるように、栄養を豊富に蓄えている特徴があります。ふきのとうも上記のような栄養素が含まれていて、とても栄養価が高い山菜です。ビタミンEには冷え性の改善や抗ストレスホルモンの生成に働いてストレス解消の一助になる他、アンチエイジング効果も期待できるため女性にもおすすめの山菜でしょう。
ビタミンKには骨や血液を丈夫にする効果、ミネラルの一種であるカリウムは老廃物を体内から排出するデトックス効果や体内の塩分調整をすることによるむくみ改善作用があります。これ以外にも食物繊維も多く含まれ、便秘の改善も期待できるのでダイエット中にも積極的に食べたい山菜です。
ふきのとう味わいは?苦みが強い?
山菜はアクが強く苦味があるものが多いですが、ふきのとうも独特の苦味と香りを持つ山菜です。この苦みにはたっぷりの栄養が含まれており、新陳代謝をアップさせる効果やがんの抑制効果も期待できると言われています。また、ふきのとうは香りも特徴的で、この香りの成分には胃腸の働きを調整する作用があります。
ふきのとうの独特な苦みが苦手な人もいるかもしれませんが、しっかりアク抜きをすることで苦味が和らぐので、旬の時期には栄養豊富で香り豊かなふきのとうをぜひ味わってみて下さい。
Twitterの口コミ
ふきのとうをご近所さんに頂きました!
天ぷらでいただきます₍₍ ◝(●˙꒳˙●)◜ ₎₎
野性味あふれる味がする
うめぃ!!
Twitterの口コミ
ふきのとう味噌作ったよ。
苦いね〜。春の味だね〜。