ふきのとうの食べ方は?天ぷらが一番?味わいや下ごしらえ・アク抜きの仕方も解説!
【野菜ソムリエ監修】ふきのとうはどんな山菜か知っていますか?今回は、ふきのとうの旬の時期・食べ頃や味わいなど特徴のほか、アク抜きなど下ごしらえ・下処理の仕方も紹介します。〈天ぷら・パスタ・おひたし〉など、ふきのとうの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ふきのとうを含む山菜は強いアクを持っている特徴があるため、食べ方によってはアク抜きなどの下処理が必要です。次はふきのとうのアク抜きの方法やポイント、適した調理方法などを紹介するので参考にして下さい。
ふきのとうのアク抜きの仕方・手順
ふきのとうのアク抜きの仕方と手順は以下の通りです。
1.たっぷりのお湯を沸かし1%の塩を加える。
2.鍋にふきのとうを入れて3分程茹でる。
3.すぐに冷水にさらす。
ふきのとうなどの山菜は強いアクがあり、時間が経つほどアクが強くなるため、採取後は早めにアク抜きすることで美味しく食べることができます。茹でた後水にさらしておく時間が長いほどしっかりアクを抜くことができるので、苦みを残したい人は30分程度、苦味が苦手な人は一晩水に浸けておくと良いでしょう。
塩の代わりに重曹でも代用でき、塩に比べて早い時間でアク抜きすることができるメリットがあります。
ふきのとうをアク抜きする際のポイント
ふきのとうをアク抜きする際のポイントは以下のようなものがあります。
・短時間で茹でる
・塩を入れる
・冷水にさらす
・手に入れたら早めにアク抜きをする
ふきのとうは鮮度が良い状態であれば黄色に近い色をしていますが、時間が経つと緑っぽく変色し劣化するので、手に入れたら早めにアク抜きをしましょう。ふきのとうはお湯でアク抜きをしますが、熱に弱いため、茹で過ぎると食感や香りが失われて美味しくなくなってしまうので注意が必要です。
塩を加えたお湯で短時間で茹で上げ、すぐに冷水にさらすことで綺麗な緑色になり、香り豊かで歯ごたえのある食感に仕上げることができます。
ふきのとうに合う料理・調理法
ふきのとうの食べ方には様々なバリエーションがあり、苦みと香りを感じたいならおひたしがおすすめです。苦みを抑えるなら天ぷら、保存を効かすのであればふきのとう味噌などが良いでしょう。基本的にはアク抜きしたふきのとうを使いますが、天ぷらなどしっかり加熱する料理はそのまま調理する方が食感を保ったまま美味しく食べることができます。
アク抜きをせずにそのまま調理する際は切った瞬間から茶色くなってしまうので、すぐに水にさらすようにして下さい。新鮮なふきのとうはすぐに食べる方が良いですが、2~3日であれば新聞紙などに包んで冷蔵保存することができます。1ヵ月程度であれば冷凍保存も可能で、ふきのとうを固めに茹で、アク抜きをしてから保存袋に小分けにしておくと良いでしょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ふきのとうのアクには毒性のある「ペタシテニン」という物質が含まれているため、おひたしなどにする際には必ずアク抜きをしてから食べるようにしましょう。また、美味しいからといって食べ過ぎないよう気をつけてください。
ふきのとうの活用レシピのおすすめ
ふきのとうはほのかな苦味が美味しい山菜で、その苦味を活かしたものから苦味を減らして食べやすくしたものまで様々なレシピがあります。今回はふきのとうの定番の食べ方や保存食、アレンジしたものを含め、いくつかおすすめのレシピを紹介するので参考にしてみて下さい。
①ふきのとうのおひたし
ふきのとうの定番料理であるおひたしは、めんつゆを使えば手軽に味わうことができます。ふきのとうの持つ独特の苦味をシンプルに楽しみたい人には最適のレシピです。茹で過ぎると歯ごたえが無くなり苦味も消えてしまうので、気を付けるようにしましょう。
②ふきのとう味噌
ご飯のお供にぴったりのふきのとう味噌は東北地方発祥の保存食で、別名ばっけ味噌とも呼ばれています。アク抜きしたふきのとうを使う伝統的な作り方もありますが、こちらのレシピはアク抜きをせずに手早く炒めて調理することで歯ごたえのある食感を残しているレシピです。