ジャンボニンニクとは?にんにくとは別品種?味わい・臭いなど特徴や食べ方のおすすめを紹介!
ジャンボニンニクはどんな野菜か知っていますか?大きいだけのにんにくでしょうか?今回は、ジャンボニンニクとにんにくの違いや、〈味わい・臭い・栄養成分・効能〉など特徴を紹介します。ジャンボニンニクは生食できるかや、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ジャンボニンニクとは?大きいにんにく?
スーパーのにんにく売り場でジャンボニンニクを見かけた経験がある人は多いことでしょう。成人男性のこぶし大ほどのジャンボニンニクを見て、使いきれるにんにく料理が思いつかずに敬遠するケースもありそうです。ここでは、ジャンボニンニクは大きなにんにくなのかについて説明します。
ジャンボニンニクは「にんにく」と品種が違う
ジャンボニンニクはネギ科ネギ属リーキ種に分類されるネギの仲間で、一方のにんにくはヒガンバナ科ネギ属の多年草です。ジャンボニンニクと一般的なにんにくとは品種が異なりますが、味と見た目がにんにくに似ていることから、ジャンボニンニクと呼ばれるようになりました。
ジャンボニンニクのサイズは500g程度で、大きいものでは800gを超えるほどサイズが大きいことが特徴です。一般的なにんにくは普通サイズのにんにくで80g程度、小さいサイズのにんにくで40g程度なのでジャンボニンニクはにんにくよりも非常に大きいことが分かります。
にんにくが臭う理由は栄養成分であるアリシンによるものですが、ジャンボニンニクはにんにくに比べてその量が少ないために臭いません。それがジャンボニンニクが無臭にんにくとも呼ばれる理由です。そのため、にんにくの風味は感じたいものの、にんにくを食べることによって生じる口臭などが気になる場合にジャンボニンニクはおすすめです。
ジャンボニンニクの味わい・臭いなど特徴は?
ジャンボニンニクとにんにくは前述した通り品種自体が違うので、ジャンボニンニクの味わいや臭い、値段もにんにくとは異なります。ジャンボニンニクの味はにんにくよりも新玉ねぎに近く、甘味を感じます。一方のにんにくは加熱すると甘くなるものの、アリシンが豊富なので生食すると辛味が強いです。
前述したように、ジャンボニンニクはにんにくと比べてアリシンが少ないので臭いがほとんど感じられず、一方のにんにくにはにんにく特有の刺激臭があります。気になる値段も普通の国産にんにくは1玉100円前後が相場となっていますが、250~300gのジャンボニンニクLサイズは1000円前後になることも珍しくありません。
つまり、ジャンボニンニクの方がにんにくに比べると高級な野菜と言えます。
Twitterの口コミ
ジャンボニンニクの芽の牛肉炒め、にんにく坊主と間引き大根の味噌汁。ニンニクと言うよりはネギに近い味だね。#晩ごはん #晩ご飯
Twitterの口コミ
前回五木村に行った時に買ったジャンボニンニク。一片が栗くらい大きい。におい少なめでシャキシャキ感がある。
ジャンボニンニクの旬の時期・産地
にんにくの主な産地は青森県ですが、一方のジャンボニンニクはにんにくとは産地が違い、主に鹿児島で栽培されているほか香川産のものも流通しています。収穫自体は6月下旬から始まりますが、乾燥させてから出荷するため、旬は7月から9月です。一方のにんにくの収穫時期は6月下旬~7月上旬なので、旬のものが出回る時期はにんにくと似ています。
なお、ジャンボニンニクの中でも無臭にんにくに分類されるのは、房全体はビックサイズであっても鱗片が小さいものとなっています。
ジャンボニンニクの栄養成分や効能は?
ジャンボニンニクはネギの仲間であるため、一般的なにんにくとは栄養成分が異なり、期待できる効果・効能にもにんにくとは少し違いがあります。ここでは、ジャンボニンニクに含まれている栄養成分とその効能について説明します。
①サポニン
ジャンボニンニクは一般的なにんにくと比較すると、サポニンが多く含まれているのが特徴です。サポニンは高麗ニンジンや大豆に豊富に含まれていることが知られており、新陳代謝と免疫力を向上させ、疲労回復や血行促進をサポートする働きを担っています。さらに肥満防止やコレステロール値を下げる働きや、咳や痰を抑える効能も期待できます。
②食物繊維
ジャンボニンニクはにんにくと違って、食物繊維が豊富に含まれているのも大きな特徴です。食物繊維の働きにより腸内環境が改善されることで、便通をスムーズにしてくれます。また食物繊維には血糖値の上昇を抑制する、コレステロール値を改善する、高血圧を予防するなどの効能も期待できるのです。