ピザ生地の種類「ハンドトス」とは？「クリスピー」との違いを比較して紹介！

レストランでの食事としてだけでなく、ピザハットなどでテイクアウト・デリバリーできるメニューとしても人気のピザですが、たくさんの種類があり迷ってしまうこともあるでしょう。ピザは、乗せる具材の種類だけでなく、生地の種類によっても美味しさが異なります。今回は、ピザ生地の「ハンドトス」と「クリスピー」の違いについて解説します。

ピザ生地には厚みや硬さなどさまざまなものがありますが、「ハンドトス」とはどのような生地なのでしょうか。ハンドトスの名前の由来や、生地の特徴について解説します。

ハンドトスという名前は、日本でも有名なアメリカのピザチェーン「ピザハット」にある「hand tossed」という名前がルーツです。ピザ生地を伸ばすために空中でくるくる回す「ピザ回し」が由来となっており、「手」を意味するhand（ハンド）と「投げる」を意味するtoss（トス）が組み合わされています。

ハンドトスは、店によっては「レギュラークラスト」と呼ぶことがあるように、ベーシックなピザ生地です。生地には厚みがあり、表面はカリッとした食感がある反面、中はもちっと食べ応えがあります。

円形のピザの外周の部分を耳と呼びますが、ハンドトスのピザは耳の部分にソースや具材は乗せずに焼くので、耳の部分が土手のように盛り上がった形になります。また、耳の部分にソースがついていないので手が汚れにくい上、生地がしっかりしているので手で持って食べやすいのも特徴です。

「クリスピーサンド」「クリスピーチキン」など、他の食品の商品名でも「クリスピー」という名前は良く使われますが、ピザにおけるクリスピーとはどのようなものなのでしょうか。名前の由来や、ピザ生地の特徴について解説します。

クリスピーには一般的に「カリカリした」「軽い食感」という意味があり、お菓子や揚げ物など、サクサクした食感が特徴の商品名に良く使われます。ピザ生地の名前におけるクリスピーでも同様に、サクサクとした軽い食感があることを「クリスピー」という言葉で表すようになりました。

クリスピーの持つ「カリカリした」「軽い食感」という意味の通り、クリスピー生地のピザも薄くてカリカリした軽い食感に焼き上がるのが大きな特徴です。

生地が薄いので具材の美味しさをより感じやすく、生地の割合も少なめなのでおやつやおつまみとして手軽に食べたい時やたくさんの種類のピザを食べたいときにおすすめです。また生地が薄い分、焼き時間が短くなるのも特徴です。

これまで「ハンドトス」と「クリスピー」の特徴について説明しましたが、それぞれの違いは結局のところ何なのでしょうか。ここでは、食感・食べ応え・カロリーの項目に分けて違いを解説します。