玉ねぎが目に染みる…なぜ？目に染みない対策と痛い時の対処法を紹介！

玉ねぎを切っている時に換気扇を回しておくのも有効な手段の一つです。玉ねぎを切るとアリシンが揮発し、その刺激成分が部屋の中に広がります。換気扇を回しておくことで、アリシンが室内の空気中から消失するため目も染みにくくなるでしょう。換気扇だけでなく、窓を開けて空気の入れ替えを同時にするのも有効です。

ここまで紹介した目に染みない対策をとっても、目が痛くなってしまうことや涙が出ることはあるものです。あまりに痛すぎる場合やずっと染みる時には治し方を知っておくと、便利です。ここではいくつかの対処法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。

玉ねぎを切った時に目にひどい痛みを感じた時や、少し経っても痛みが全く落ち着かない場合には、目を水で洗うことをおすすめします。刺激物質のアリシンは水溶性のため、目を水で洗えば簡単に洗い流すことができ、アリシンが流れることで症状が軽減します。目を洗う際は、手のひらに水をすくい、そこで目を開けたり閉じたりしてください。

目を水の中で洗うのは怖い場合などには、冷蔵庫や冷凍庫の冷気に目を当てても素早く痛みが引きます。その場合は冷蔵庫の中に顔を入れて何度か瞬きをするだけです。この方法によって急激に目が冷やされることで痛みが引いていくでしょう。また、保冷剤をタオルに包んで目に当てるだけでも効果的です。

玉ねぎを切るときに目が痛くなったり涙が出たりする症状は、玉ねぎに含まれるアリシンが原因だと分かりました。アリシンの性質を理解して適切に対処すれば、不快な症状を軽減させることができます。今回は玉ねぎが目に染みない対策法や痛くなってしまった場合の対処法を紹介したので、ぜひ普段の調理の際に活用してみてください。