玉ねぎが目に染みる…なぜ?目に染みない対策と痛い時の対処法を紹介!

玉ねぎを切ると目が痛いという経験はありませんか?アレルギーでしょうか?そこで今回は、玉ねぎを切ると目が痛い原因・理由や、目に染みない対策方法を紹介します。玉ねぎで目が痛い時の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 玉ねぎを切ると目が痛い…アレルギー?
  2. 玉ねぎを切ると目が痛いのはなぜ?原因・理由は?
  3. 玉ねぎから揮発した成分「アリシン(硫化アリル)」が目に染みるから
  4. 新鮮な玉ねぎほど目に染みる
  5. ちなみに体質的に玉ねぎが目に染みない人もいる
  6. 玉ねぎが目に染みない対策法11選!
  7. ①玉ねぎを冷蔵庫で冷やす
  8. ②玉ねぎをレンジで温める
  9. ③包丁を水に濡らす
  10. ④予め包丁を研ぐ
  11. ⑤玉ねぎの繊維に沿って大きく切る
  12. ⑥切った玉ねぎを水にさらす
  13. ⑦マスクをつける
  14. ⑧ゴーグル・メガネ・コンタクトをする
  15. ⑨はし・スプーン・つまようじをくわえて切る
  16. ⑩切ってからすぐ調理する
  17. ⑪換気扇を回す
  18. 玉ねぎで目が痛い時の治し方は?対処法はある?
  19. ①目を水で洗う
  20. ②目を冷蔵庫の冷気に当てる
  21. 玉ねぎで目が痛いのもこれで解決!

玉ねぎを切ると目が痛い…アレルギー?

玉ねぎを切ると、鼻がツンとして目が痛くなり、涙が出ることがあります。この症状に悩まされる人は、玉ねぎを切るのをすっかり嫌になり、玉ねぎを使う料理を敬遠しがちになることもあるようです。玉ねぎを切ると毎回目が痛くなってしまうとアレルギーではないかと不安になるかもしれませんが、実際の原因は何なのでしょうか。

玉ねぎを切ると目が痛いのはなぜ?原因・理由は?

玉ねぎを切ると目が痛くなったり涙が出たりなどの症状が現れますが、ここではその原因を詳しく説明します。また、玉ねぎを切っても目が染みない体質の人についても説明します。

玉ねぎから揮発した成分「アリシン(硫化アリル)」が目に染みるから

玉ねぎを切った時に目が痛くなる成分の正体は「アリシン(硫化アリル)」です。これは玉ねぎの細胞の中に含まれている成分で、玉ねぎを切ったり擦ったりすることで、細胞が壊れて外に出てきます。揮発性の高い成分のため空気中に漂い、それが目や鼻の粘膜に付着し、体内に侵入するわけです。

アリシンは刺激の強い物質のため、粘膜に付着すると目は染みて痛くなり、鼻はツンとした刺激を感じます。体はこれに反応し、体内への刺激物の侵入を防ぎ外に出そうとするので、涙が出たり鼻水が出たりするわけです。ちなみにアリシンは玉ねぎ以外にも、ニンニクや長ねぎなどのユリ科の植物に多く含まれているので、これらを調理するときにも注意が必要です。

新鮮な玉ねぎほど目に染みる

玉ねぎには普通の玉ねぎと新玉ねぎがあり、新玉ねぎは収穫して間もないため、水分が豊富です。それゆえアリシンの含有量も高く、新鮮な玉ねぎを切った時の方が目に染みるといった説があります。一方普通の玉ねぎは収穫してしばらく貯蔵するため、水分が抜けて旨みとともにアリシンも凝縮されているため、かえって目に染みるといった説もあります。

そこでとれたての玉ねぎと、貯蔵した後の玉ねぎのアリシンの含有量を調べたところ、どちらも同じ量が含まれていることがわかりました。つまり、どちらの玉ねぎの方が目に染みるといったことはないようです。

ちなみに体質的に玉ねぎが目に染みない人もいる

玉ねぎを切った時の目の痛みに苦しむ人がいる一方、全く何も感じない人もいますが、実は玉ねぎを切って何も感じないのは目の健康を損なっている可能性があります。玉ねぎを切って、その刺激で涙が出ない人は目の表面には「ダークスポット」ができていることが多いようです。

ダークスポットとは目の表面にある涙の出る膜に筋状の穴が空いた状態のことで、涙の量が減ったり、蒸発しやすくなったりします。この症状の人は玉ねぎを切った時に涙は出ませんが、アリシンの刺激で目の痛みや鼻水が出るのは変わりません。

もし玉ねぎを切っても目に染みないなら、ダークスポットができているかもしれないので、一度眼科を受診するのをおすすめします。

(*玉ねぎで涙が出る原因と対策について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

玉ねぎで涙が出る原因と対策9選!泣かないで済む簡単な方法を伝授!

玉ねぎが目に染みない対策法11選!

玉ねぎを切って目が痛くなるメカニズムについて説明してきましたが、どうしたら玉ねぎを切った時に、目が痛くならずに済むのかについて紹介します。アリシンの刺激から、目や鼻を守る方法を11通り紹介するので、参考にしてみてください。

①玉ねぎを冷蔵庫で冷やす

玉ねぎは冷蔵庫に入れて冷やしておくと、目に染みる原因物質のアリシンが、常温の時よりも空気中に揮発するのが抑制されます。その結果、目が痛い、涙が出ると行った症状が減ります。玉ねぎは常温保存している家庭も多いですが、その場合は調理する前に30分ほど冷蔵庫に入れて冷やしてから使ってください。

②玉ねぎをレンジで温める

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