玉ねぎで涙が出る原因と対策9選!泣かないで済む簡単な方法を伝授!
【管理栄養士監修】玉ねぎを切るとなぜ涙がでるか知っていますか?今回は、玉ねぎを切ると涙がでる原因と涙対策を9こ紹介します。切り方やちょっとしたひと手間など簡単な方法で涙が出にくくなるものばかりなので、次の玉ねぎ調理の際に備えてぜひチェックしてみて下さいね。
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玉ねぎを切ると涙が出る原因は?
玉ねぎを調理する時、厄介なのが切る時に涙が出てしまうことです。目も痛くなりますし、涙を流しながら調理は行いにくいです。玉ねぎを切った時、涙が出てしまう理由とは何でしょうか?
辛味成分の「硫化アリル」が原因
玉ねぎを切った時に涙が出てしまうのは、辛味成分である硫化アリルが原因です。血栓生成や、血中コレステロールの増加を抑えることで、動脈硬化の防止などにも効果がある硫化アリルですが、涙を流させる困った特徴もあります。硫化アリルは揮発性が高い成分なので切った時に空気中に飛び出し、目や鼻の粘膜に触れると強い刺激を感じ、それらを洗い流そうとして涙が出てきます。
(*玉ねぎを切ると涙が出る原因について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
玉ねぎを切る時の涙対策は?
続いて、玉ねぎを切る時に涙を出さないための対策法を紹介します。どれもちょっとしたひと手間でできることばかりなので、玉ねぎ調理の際に実践してみてください。
①玉ねぎを冷やす
玉ねぎをあらかじめ冷やしておくと、切った時に涙が出にくくなります。硫化アリルは揮発性が高いですが、冷蔵庫などで冷やしておけば気化しにくくなります。玉ねぎは冷やしすぎも良くないので、時間は冷蔵庫で30分ほどがおすすめです。冷蔵庫でしっかり冷やす時間が無い場合には、包丁を一緒に冷やしておくといった方法もあるので試してみてください。
②電子レンジで温める
冷蔵庫に入れる方法とは逆に、温めることでも涙が出にくくなります。催涙成分である硫化アリルは熱に弱く、加熱することで成分が無くなるからです。レンジで加熱すると甘くなるといったメリットもありますが、シャキシャキ感が弱くなるデメリットもあります。煮込み料理など、シャキシャキ感を求めない料理の場合にはおすすめの方法です。
玉ねぎをレンジで加熱する方法は簡単で、まず皮を剥いてからラップでくるみます。その後、500W~600Wのレンジで2分ほど加熱するだけです。
③水につけて切る
硫化アリルは水に溶けやすい特長もあります。水に浸けてから玉ねぎを切れば、硫化アリルが水に流れるので涙が出にくいとされています。あまり長時間浸けていると水っぽくなってしまうので、切る前に10分ほど浸けておく程度で大丈夫です。みじん切りの場合には難しいですが、細切りの場合なら水中でカットするのもおすすめの方法です。
一瀬 ゆかり
管理栄養士
硫化アリルだけでなく、水溶性ビタミンやカリウムも失われやすいので、水に浸ける場合は、できるだけ短時間にするといいです。
④切れ味の良い包丁を使う
玉ねぎを切る時は、切れ味が良い包丁を選ぶのがおすすめです。硫化アリルは玉ねぎの細胞が壊れることで気化しますが、切れ味の良い包丁なら細胞も壊れにくいからです。ケガもしにくくなりますし、水分や旨味を逃さないといったメリットもあります。
もし自宅にある包丁の切れ味があまり良くない場合でも、家庭用のシャープナーを使用すれば簡単に切れ味を向上させることができます。