亀戸大根とは?旬・収穫時期など特徴は?食べ方・料理レシピのおすすめも紹介!
大根の品種「亀戸大根」を知っていますか?小ぶりで希少価値が高いのが特徴の品種です。今回は、「亀戸大根」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・歴史・収穫時期や産地なども紹介します。〈あさり鍋・漬物・サラダ〉など「亀戸大根」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
亀戸大根の特徴は?どんな品種?
亀戸大根(かめいどだいこん)は日本に在来している伝統野菜の一つですが、名前を聞いたことがある方は少ないかもしれません。亀戸大根はどんな特徴がある品種なのか、伝統野菜として扱われるようになった歴史やその味わい、値段などについて紹介していきます。
亀戸大根の歴史
亀戸大根は、江戸東京野菜に認定されている伝統野菜で、江戸時代後期にあたる1860年から1864年に栽培が始まったとされています。明治時代には最も多く栽培されており「お多福大根」や「おかめ大根」とも呼ばれていました。大正時代初期に産地である亀戸の名前をとって、亀戸大根と呼ばれるようになった大根です。
亀戸大根は小ぶりで希少価値が高いのが特徴
一般的な大根は根の長さが35cm・直径8cmほどですが、亀戸大根は根の長さが20~30cm・直径4~5cmの小ぶりな円錐形の大根で、根の部分に対して葉が大きいのが特徴です。
生産量が少ないことからほとんど流通することがなく、希少価値が高いため「幻の大根」と呼ばれることもあります。葉も含めてビタミンCが豊富で、普段スーパーなどで目にする大根の約2倍もあるそうです。
亀戸大根の味わい・食感
亀戸大根の根の部分は一般的な大根よりも歯ごたえがあり、小ぶりながらキメが細かく辛みが強いのが特徴です。おろして食べるほか、シャキシャキとした食感を活かしてサラダに入れて食べられます。
また、亀戸大根を煮ると蕪に近い食感になり、亀戸ではあさりや野菜とと一緒に煮て食べるあさり鍋が名物になっています。葉の部分も柔らかいので、漬物などにして食べることが可能です。
Twitterの口コミ
昨日買った江戸東京野菜を早速いただきました😌
菜っ葉(名前失念😅)と亀戸大根の葉っぱ、高倉大根の切り干し。
菜っ葉はめかぶ浅漬けの素で浅漬けに。シャキシャキで美味しい!亀戸大根葉はみずみずしくて美味しい!切り干し大根も味が凝縮されてて美味しい!どれも最高!😋
#江戸東京野菜
#川村いさみ
亀戸大根の値段・価格
亀戸大根の値段の目安は、1把3本入りが250~300円くらいとなっています。一般的にスーパーなどで見る普通の大根の値段の目安は1本130~150円くらいであるため、値段で比較すると亀戸大根の方が2倍ほど高いと言えます。
(*大根の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
亀戸大根の旬・収穫時期や産地は?
亀戸大根は普通の大根と形や味わいが異なり、希少なことから値段も高いことが分かりました。ここからは、亀戸大根の主な産地や旬、収穫時期について紹介します。
亀戸大根の主産地は東京都
亀戸大根の主産地は東京都で、江東区にある亀戸香取神社の周辺で栽培が始まったとされている野菜です。しかし大正時代の終わり頃になると亀戸の宅地化が進み、江戸川区の小岩や葛飾区高砂などでも栽培されるようになりました。現在でも生産数は少ないものの亀戸付近でも栽培され続けており、収穫したものは亀戸香取神社の祭事で奉納されているようです。