玉ねぎの冷凍はまずいし臭い?正しい保存・解凍方法は?使い方・活用レシピのおすすめも紹介!
玉ねぎは冷凍するとまずい・臭い・ぶよぶよになると言いますがなぜでしょうか?今回は、玉ねぎを美味しく冷凍保存・解凍する方法を紹介します。冷凍玉ねぎにするメリットや、使い方・活用レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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玉ねぎは冷凍したらまずいし臭い?なぜ?
まとめ買いすることも多い玉ねぎですが、使い切れなかった場合は冷凍保存することもできます。しかし、玉ねぎを冷凍するとまずいと感じたり、臭いが気になったりする場合があるようです。ここでは玉ねぎを冷凍した時に臭いが発生し、まずいと感じる原因を紹介します。
①硫化アリルが発生して臭くなる
玉ねぎは切ったりすりおろしたりして繊維が壊れると、硫化アリルという物質が発生します。この硫化アリルが臭いの原因になっており、しっかり密閉しないまま冷凍庫へ入れると冷凍庫に臭いが充満することもあるでしょう。硫化アリルは玉ねぎを切ってから時間が経つほど発生量が多くなるため、切ってから時間の経った玉ねぎの冷凍はおすすめしません。
②水分が抜けてぶよぶよになる
玉ねぎを冷凍する場合は臭い漏れを防ぐという観点からも、きちんと密閉して冷凍するのが基本です。しかし、密閉が不十分だったり、長期間にわたって冷凍庫で保管していたりすると水分が抜けてぶよぶよとした食感になってしまいます。加熱すると若干気にならなくなるものの、生食は難しいでしょう。
また、解凍した時に水分が出て水っぽい状態になってしまい、まずいと感じることもあります。生のまま冷凍しても、加熱後に冷凍しても水分量の変化によって食感が変わってしまうことは避けられません。
玉ねぎは冷凍するメリットもある?
臭いやまずいと感じるなどデメリットのある玉ねぎの冷凍ですが、玉ねぎを冷凍することで得られるメリットはあるのでしょうか。ここでは玉ねぎを冷凍した場合のメリットについて紹介します。
①玉ねぎの繊維が壊れて甘みが出やすくなる
玉ねぎを冷凍すると繊維が壊れ、甘みが出やすくなるので、甘みの少ない旬以外の時期の玉ねぎなどは冷凍に向いているでしょう。また冷凍した段階で玉ねぎの繊維が壊れているため、生の玉ねぎを炒めるよりも短い時間で飴色玉ねぎを作ることができます。冷凍玉ねぎで作った飴色玉ねぎは甘みも抜群なので、ソースなどに使用するのがおすすめです。
(*飴色玉ねぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②使い勝手が良い
冷凍した玉ねぎは解凍の必要がなく、凍ったままスープに入れたり炒めたりすることができます。さらに使う量に合わせて小分けにしたり、用途によって切り方を変えたりして冷凍しておくと使いたい時にすぐに使えるため、かなり便利でしょう。玉ねぎを切ると目に染みて痛いという方も、まとめて切って冷凍しておけば切る回数を減らせます。
玉ねぎの美味しく冷凍保存する方法・ポイント
冷凍した玉ねぎはまずい、臭いという声もありますが冷凍保存のポイントを押さえれば誰でも美味しい冷凍玉ねぎを作ることができます。ここでは玉ねぎを美味しく冷凍する方法・ポイントを紹介します。
①用途によって生・加熱後に冷凍するか決める
玉ねぎは生でも加熱後でも冷凍することができますが、用途によって冷凍するタイミングを決めましょう。他の具材と一緒に炒めて使いたい場合や、くし切りなど切り方を工夫して冷凍したい場合は生のまま冷凍するのがおすすめです。
ソースやスープ、煮込み料理など玉ねぎの形が残らなくても良いような料理に使用する場合は、加熱後に冷凍した方が火の通りが早くすぐに柔らかくなります。加熱後に冷凍する場合は基本的にはみじん切りにした玉ねぎを炒めた後に冷凍します。