山菜「ウコギ」とは?栄養価・効能は?食べ方・料理レシピのおすすめも紹介!

ウコギとは何かを知っていますか?山形県で生垣に使われていた植物です。今回は、ウコギの<栄養・効果・効能・旬・選び方>など特徴や正しい下処理の方法に加えて保存方法も紹介します。美味しい食べ方やレシピ・通販サイトのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ウコギとは?どんな山菜?
  2. ウコギは山形を中心に食べられてきた伝統野菜
  3. ウコギは生垣に使われているのが特徴
  4. ウコギの味わい・食感
  5. ウコギの栄養素と効果・効能は?
  6. ①悪玉コレステロールを下げる
  7. ②糖尿病を改善する
  8. ③中性脂肪を低下する
  9. ④過酸化脂質を低下させる
  10. ウコギの旬・収穫時期や産地は?
  11. ウコギの主産地は山形県
  12. ウコギの旬・収穫時期は3〜6月
  13. ウコギは9月ごろには黒く丸い実もつける
  14. ウコギの選び方のポイントは?
  15. ウコギのアク抜き・下処理の方法は?
  16. ウコギの美味しい食べ方やレシピのおすすめを紹介!
  17. ①ウコギの天ぷら
  18. ②ウコギのガーリックチーズバターライス
  19. ③ウコギの切り和え
  20. ウコギの正しい保存方法は?
  21. ウコギを通販でお取り寄せして食べてみよう

ウコギに豊富に含まれているポリフェノールの一種、クロロゲン酸には脂肪の消費を促進する働きがあり、中性脂肪を低下させる効能があります。このポリフェノールの働きにより血中の中性脂肪を抑えることで、肝機能への負担も軽減でき、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝の予防にも効果的です。

④過酸化脂質を低下させる

脂肪は酸化しやすい物質で、脂肪が酸化した過酸化脂質は老化やがんの原因になると考えられています。そこでクロロゲン酸などのウコギに含まれるポリフェノールを摂取すると、高い抗酸化力によって脂質の酸化を抑えられ、過酸化脂質の低下を促進して老化も防ぎます。

さらにポリフェノールのほかにも抗酸化力の強いビタミンCも多く含まれるため、こういった抗酸化作用を持つ栄養素の相乗効果によって過酸化脂質の低下が期待できるでしょう。

ウコギの旬・収穫時期や産地は?

さまざまな栄養が豊富なウコギですが、主な産地や収穫時期はいつなのでしょうか。ここではウコギがおいしくなる旬の時期や収穫時期、主な産地を紹介します。

ウコギの主産地は山形県

ウコギは山形県米沢で栽培が奨励された歴史があり、現在の主な産地も山形県です。広く全国に自生していますが、商業栽培が盛んな地域が山形県で、現在もたくさん出荷されています。山形県の伝統野菜としても登録されているので、山形県に行ったときはぜひ探してみてください。

ウコギの旬・収穫時期は3〜6月

ウコギの旬はタラの芽やコシアブラと同じ春先で、収穫時期は3~6月頃が最盛期です。そのころのウコギはちょうど新芽が伸び始める時期で、葉先が柔らかく薫り高いのが特徴です。少し枝が伸びたものは新梢と呼ばれ、夏ごろまで収穫されます。新梢とは幹の先端から新芽が伸びた状態のウコギのことで、最も柔らかい新芽よりも少し収穫時期が長くなります。

ウコギは9月ごろには黒く丸い実もつける

ウコギは線香花火が開いたような小さくてかわいらしい花をつける植物で、9月ごろには小さな黒い実がつきます。桑の実にもよく似た小さな実が固まって付きますが、一般的に食用には利用されていません。

ウコギの選び方のポイントは?

スーパーなどでウコギを見つけた際には、以下のポイントを参考に選びましょう。

・5cmくらいまでの新芽
・葉先が柔らかいもの
・緑色が鮮やかでみずみずしい


ウコギの新芽はおいしく食べられますが、大きく成長してしまうと固くなり、アクが強くて香りも悪くなってしまいます。そのため、ウコギを選ぶときは成長しすぎていない小さな新芽を選ぶようにしましょう。葉っぱが柔らかくて色が鮮やかなものは鮮度も高いです。

ウコギはアクが強いので、切り口が空気に触れて茶色く変色することがありますが、食用には問題ありません。しかし、葉っぱの先まで茶色くなっているものは鮮度が落ちている可能性が高いので避けましょう。

ウコギのアク抜き・下処理の方法は?

ウコギをおひたしなどにするときは、以下の手順でアク抜きを行いましょう。

1.はかまなどの固い部分を取り除く
2.熱湯に塩を加えてウコギを湯がく
3.1~2分茹で、ウコギの色が変わったら冷水にとりだす


ウコギの新芽の茎の部分には固いはかまと呼ばれる部分があるので、削り取るように除きます。沸かしたお湯に塩を加えて色が変わるまで数分間茹で、余熱で火が入りすぎないように冷水にとります。冷めたら水気を絞っておひたしなどに使いましょう。なお、天ぷらにするときは、このようなアク抜き処理は必要ありません。

ウコギの美味しい食べ方やレシピのおすすめを紹介!

ウコギのおすすめの活用レシピを参考に調理すれば、よりウコギを美味しくいただくことができます。ここからは、天ぷらなどウコギを使って作るおすすめのレシピを3品紹介します。

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