人参芋とは?どんなさつまいも?食べ方・産地など特徴や通販商品のおすすめも紹介!
さつまいもの品種「人参芋(隼人芋)」を知っていますか?中身が人参のようにオレンジ色なのが特徴の品種です。今回は、「人参芋」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈焼き芋・干し芋・スイートポテト〉など「人参芋」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
人参芋(隼人芋)の特徴は?どんなさつまいもの品種?
さつまいもの中には人参芋や隼人芋と呼ばれる品種がありますが、あまり知られていないかもしれません。まずは、具体的な人参芋の特徴や味わいについて見てみましょう。
人参芋は中身がオレンジ色なのが特徴
人参芋は日本で昔から育てられてきたさつまいもの品種で、皮は茶色がかった紫色をしています。一見すると普通のさつまいものようにも見えますが、切ってみると中は鮮やかなオレンジ色です。この色合いが人参のようであることから、人参芋と呼ばれるようになりました。
人参芋の味わい・食感
人参芋は普通のさつまいもと比べて水分量が多く、シャキッとした食感と煮崩れしにくい特徴があります。甘味は控えめなので、煮物やサラダなどの料理に使いやすいさつまいもだと言えるでしょう。また、鮮やかなオレンジ色の干し芋や焼き芋・スイーツ等も人気があり、加工することで甘さが増しておやつとしても美味しくいただけます。
人参芋にはβカロテンが多く含まれているため、人参のような風味があるので好き嫌いが分かれることもあるようです。
Twitterの口コミ
「人参芋」というサツマイモ。切ったらきれいなオレンジ色。シンプルに砂糖で煮た。甘さは強くないけど煮くずれずシャキシャキとした歯ざわり。父はカボチャだと思っていた。
#実家 #地場野菜
人参芋の値段・価格
人参芋は生産者が減少していることから、貴重なさつまいもでもあります。干し芋で販売されていることが多いですが、生の人参芋を購入するなら価格は1kg1000円程度です。一般的なさつまいもの紅あずまや紅はるかは5kgで3000円前後ということを考えると、かなり高価であることがわかります。
(*さつまいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
人参芋の栄養素と効果・効能は?
人参芋は、栄養面では以下のものが含まれています。
・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
・ビタミンC
・食物繊維
・β-カロテン
人参芋は様々なビタミンやミネラルを含む栄養豊富なさつまいもですが、β-カロテンの含有量が人参よりも多いことが大きな特徴です。β-カロテンを摂取すると体内でビタミンAに変換され、目や鼻などの粘膜を健康に保ち免疫力を向上させる役割を果たします。
この他にもむくみ解消に効果的なカリウムや整腸作用のある食物繊維など、普通のさつまいもに含まれている栄養素も含まれています。
人参芋の旬・収穫時期や産地は?
ここでは人参芋の主な産地や収穫時期などを紹介するので、食べてみたい人は参考にしてください。旬の時期には、現地で獲れたばかりの人参芋が手に入るかもしれません。
人参芋の主産地は鹿児島県
人参芋の主産地は鹿児島県で、大正時代から栽培されてきました。人参芋は隼人芋と呼ばれることがありますが、さつまいもの品種である紅隼人とは全くの別物なので、購入するときには注意してください。人参芋は現在では生産者が減っており、購入するのが難しい貴重なさつまいもです。
鹿児島県の他には、三重県でも干し芋用のさつまいもとして生産されており、きんこいもの愛称で親しまれています。