パスタにカビが…?黒・白色など種類と見分け方は?食べたらどうなるのかも紹介!
パスタにカビが生えたことはありませんか?今回は、パスタに生える〈白いふわふわ・黒い点々・白い粉〉などカビの種類と見分け方を、カビる原因とともに紹介します。カビが生えたパスタを食べたらどうなるのかや、正しい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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パスタにカビが生えた…?
ミートソースやペペロンチーノ、和風パスタなど様々なレシピを楽しめるパスタは、その汎用性の高さから常備されている家庭も少なくありません。パスタは乾燥しているため賞味期限が長く、カビも生えづらい食材ですが、カビが生えるとどのような変化が生じるのでしょうか。ここではパスタのカビの見分け方や原因について画像とあわせて解説します。
パスタにカビが生える原因は?
パスタには生パスタや乾燥パスタなどの種類がありますが、水分をほとんど含まない乾燥パスタは湿気を好むカビにとって生息しづらい食材です。正しく保存することで賞味期限は数年単位にもなる乾燥パスタですが、そんな乾燥パスタにカビが生える原因はなんでしょうか。ここではパスタにカビが生える原因や保管に不向きな場所について解説します。
①開封後に密閉できていない
乾燥パスタの賞味期限は長く、その状態を保てば数年保管が可能ですが、きちんと密封できていない場合空気中の水分を吸収してカビが発生します。特にロングパスタの袋は開封後密封することが難しく、クリップや輪ゴムで止めても湿気や虫が袋の中に入り込んでしまいます。一度で使いきれない場合は密封できる瓶やタッパーなどの容器に移して保管しましょう。
一方、生パスタは水分を多く含んでいるため、乾燥パスタと比較すると賞味期限は短い上カビも発生しやすく、保存状態にも一層注意する必要があります。開封後はすぐに食べ切ることが理想ですが、どうしても食べきれない場合は密閉性の高い綺麗な容器に移し、オリーブオイルを少量絡ませて冷蔵保存しましょう。
②湿気・熱気が移りやすい環境で保管している
パスタにカビが生えやすい保管場所は以下の通りです。
・シンク下
・直射日光が当たる場所
・コンロの近く
カビは高温多湿な場所に好んで生息するため、水分の多い場所や熱気が移りやすい場所での保存は相応しくありません。保存場所に使うことが多いシンク下は、実は調理中の熱気や湿気がこもりやすくカビが発生しやすい場所です。賞味期限に関わらず、開封済のパスタの保存は避けましょう。
直射日光が当たる場所にインテリアのようにして保存している場合は、熱気や湿気がこもりカビの発生につながります。部屋に飾りたい場合は温度変化が少なく直射日光が当たらない場所を選んでください。また、調理中コンロの近くに長時間起きっぱなしにすると、熱気や水分を吸収してしまうため、使用する分だけ取り出したら残りは速やかに密閉保存しましょう。
パスタに生えるカビの種類と見分け方は?
パスタの色は通常淡黄色ですが、稀にパスタの色に異変があったり異物っぽさがあることがあります。見慣れない状態変化があると心配になりますが、食べられない場合はどのような時なのでしょうか。ここではパスタに生えるカビの種類や見分け方について解説します。
①白いふわふわ
パスタにたんぽぽの綿のようなふわふわとした白い物質がまだら状に付いていた場合は白カビの可能性が高いです。容器の密閉が甘かったり、濡れた手で触ってしまったり、なんらかの原因でパスタが湿気てしまった場合に発生のリスクが高まります。
白カビは保管方法を誤ると賞味期限に関わらず発生し、中には加熱処理によって毒性が消えず人体へ悪影響をもたらす危険性もはらんでいます。パスタを使用する際は水分に触れてしまわないよう、開封後の取り扱いや保存方法には十分に注意しましょう。
②黒い点々・斑点
パスタに黒い点々や斑点があった場合、それはフスマもしくはブラックスペックと呼ばれるデュラム小麦の皮です。デュラム小麦はパスタの原材料に使用されているもので、麺に歯応えや光沢を出すために粗挽きすることにより発生し混入します。
この皮は麺を乾燥させる際に高温で熱処理される工程で変色し黒い粒として現れます。一見カビに似て体に悪そうな見た目ですが、皮の混入量には基準が設けられており各メーカーで管理された上出荷されているため、安心して食べることができます。