ガトーショコラの失敗|生焼け・膨らまない時の原因と対処法・リメイク術を紹介!

ガトーショコラ作りで失敗したことはありませんか?今回は、ガトーショコラの〈生焼け・膨らまない・陥没〉など失敗例を、原因・防止策や対処法とともに紹介します。ガトーショコラ作りで失敗しないコツやリメイクレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ガトーショコラのよくある失敗例は?
  2. ガトーショコラの失敗例①生焼け
  3. ガトーショコラの生焼けの見分け方は?
  4. ガトーショコラが生焼けになる原因と防止策
  5. ガトーショコラが生焼けの時の対処法・焼き直し方
  6. ガトーショコラの失敗例②膨らまない
  7. ガトーショコラが膨らまない原因と防止策
  8. ガトーショコラが膨らまなかった時の対処法
  9. ガトーショコラの失敗例③空洞・陥没している
  10. ガトーショコラが空洞になる原因と防止策
  11. ガトーショコラが空洞になった時の対処法
  12. ガトーショコラの失敗しないコツ・作り方は?
  13. 材料
  14. 作り方の手順・コツ
  15. 失敗したガトーショコラのリメイクレシピ
  16. ①失敗したガトーショコラをリメイクして作るガトリュフ
  17. ②ホワイトチョコレートガトーショコラ
  18. ③ガトーショコラのチョコクッキーサンド
  19. ガトーショコラが失敗しないように作ろう!

ガトーショコラのよくある失敗例は?

チョコレート好きにはたまらないガトーショコラは、手作りする方も多い人気のケーキですが、下記のような失敗例が起こりがちです。

・生焼け
・膨らまない
・空洞・陥没している


これらの原因を明らかにし、同じ失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいのでしょうか。また、もしこのような失敗をしてしまった時にどうしたらいいのか、リメイクなどの対処法も紹介するので、失敗した時は参考にしてみてください。

ガトーショコラの失敗例①生焼け

ガトーショコラはチョコレート色のケーキなので、焼けているのかどうか、色で判断することが難しいスイーツです。外は焼けているのに、食べてみると中は生といったこともよくあります。ここでは生焼けかどうかの見分け方を紹介します。

ガトーショコラの生焼けの見分け方は?

手作りしたガトーショコラが焼けているのか生焼けなのか、見分ける方法は以下の通りです。

・カットする
・表面の真ん中が焼けているか確認する
・竹串を刺してみる


手作りしたガトーショコラが生焼けかどうかは、カットするとはっきりわかります。表面ではなく、中が柔らかかったり、とろっとしていたりすれば生です。しかしデコレーションする場合や、ホールでプレゼントしたい時はカットすることができません。そんな時は表面の真ん中を目視しで光っていないか確認し、指で触ってとろっとしていないか確認しましょう。

また有効な方法が竹串を生地の奥まで刺す方法で、竹串を抜いた時に生地がついてくるようなら生焼けとわかります。

ガトーショコラが生焼けになる原因と防止策

手作りのガトーショコラが生焼けになってしまう原因は、下記のようなことが考えられます。

・オーブンの予熱をしていない
・オーブンの設定温度が高すぎる
・焼き時間が短い


原因①オーブンの予熱をしていない
ガトーショコラは基本オーブンで焼くので、まずは自宅のオーブンの特性を知っておくことが大切です。その上でオーブンの予熱をしっかりすることで、内部の温度を一定にし、レシピの設定時間で焼き上がるようになります。予熱せずにレシピ通りの設定温度と時間で焼けば、ほぼ生焼け状態になるので、必ず予熱は行いましょう。

原因②オーブンの設定温度が高すぎる
手作りのガトーショコラの表面は焦げているのに、中が生焼けなのは、オーブンの設定温度が高い場合が多いです。レシピ通りの温度でも、自宅のオーブンが高温になりやすい場合は、このような失敗が起こりがちです。この場合は設定温度を下げて、レシピより長い時間焼く必要があります。それでも表面が焦げる場合は、途中でアルミホイルで覆うのも有効です。

原因③焼き時間が短い
反対に温度が上がりにくいオーブンの場合は、設定温度を高くするか、焼き時間を伸ばす必要があります。またガトーショコラは40分ほど焼く必要がありますが、焦げていないか気になっても、焼いている途中で扉を開けないようにしましょう。何度も扉を開けてしまうと、庫内の温度が下がり、生焼けの原因になります。

ガトーショコラが生焼けの時の対処法・焼き直し方

オーブンの焼き時間が終了し、ガトーショコラの焼き加減を確認して生焼けだった場合は、まずは5分だけ追加で焼いてみましょう。その後も竹串を刺してみて、まだ生焼けなら、5分ずつ追加して焼きます。表面が焦げるなら、アルミホイルを上にかけて焼きます。

手作りのガトーショコラは焼きあがったら粗熱をとって冷やしますが、その状態で生焼けに気づいた場合は、電子レンジ加熱も有効です。まずは600Wで1分加熱してみましょう。ただしこの方法は、ガトーショコラのしっとりした食感が乾燥してしまう懸念があるので、加熱するなら1度だけにしてください。

ガトーショコラの失敗例②膨らまない

手作りのガトーショコラを焼いた時の失敗例で、思ったよりも膨らまない場合があります。特に冷めた後に縮んでしまい、生地が硬くなってしまうこともあります。ここでは、何が原因で起こる失敗なのか説明します。

ガトーショコラが膨らまない原因と防止策

手作りのガトーショコラが膨らまない原因として考えられるのは、下記のいずれかの理由です。

・メレンゲの泡立てが足りない
・生地や材料を混ぜすぎてしまった
・生地や材料の温度が低すぎる
・生地に対して型が大きい
・薄力粉の分量が少ない
・材料が2つだけのような簡単なレシピを使った
・オーブンの温度管理ができていない


原因①メレンゲの泡立てが足りない
ガトーショコラも含めふんわりしたケーキは、メレンゲを泡立てることで、空気が中に入るので生地が膨らみます。ガトーショコラの場合はベーキングパウダーを使っていないので、メレンゲの泡立ちが非常に大切です。そのため、メレンゲを使わないレシピやメレンゲの泡立ちが不十分だと、ガトーショコラは膨らまない状態になります。

原因②生地や材料を混ぜすぎ
生地や材料を混ぜすぎると、メレンゲの泡が潰れてなくなってしまい、生地が膨らまない状態になってしまいます。それを防ぐには、メレンゲを混ぜる時に、3回に分けて入れてください。1回目は泡が潰れてもいいので、生地全体をしっかり混ぜ、2回目と3回目はヘラで切るようにさっくりと混ぜましょう。

原因③生地や材料の温度が低い
寒い時期などは、生地や材料の温度が下がりがちです。温度が低いことで、特にバターなどの材料が硬くなって混ざりにくくなり、生地が膨らまない原因になります。それを防ぐには室温を上げたり、ヒーターの近くで作るなど、バターなどを柔らかくする工夫が必要です。

原因④生地の量に対して型が大きい
大きな型に少ない生地を入れて焼くと、高さが出ないため膨らまず、薄いガトーショコラになってしまいます。型を小さくするか、生地の量を増やすと自ずと厚みが出ます。

原因⑤薄力粉の量が少ない
ガトーショコラのレシピはいろいろありますが、薄力粉が少なくバターや生クリームの多いレシピの場合、しっとりしたムースに近いガトーショコラになります。

逆に薄力粉の量が多く、バターや生クリームが少ないレシピの場合は生地が膨らんで、パウンドケーキのような仕上がりになります。どちらがいいのかは好みですが、膨らんだ生地にしたいなら、薄力粉多めのレシピを選ぶのがおすすめです。

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