スズメダイの食べ方は?小さい幼魚でも美味しい調理法・レシピを紹介!
スズメダイは外道の異名を持ち、捨てられることも少なくない魚です。味がまずいからでしょうか?今回は、スズメダイが美味しい時期や、小さい幼魚でも美味しい食べ方を捌き方とともに紹介します。スズメダイの人気レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
小さな魚は唐揚げが多いのですが、スズメダイはあぶってかもと言われる人気の食べ方があります。これは福岡の郷土料理になり、簡単に言えば塩焼きを指します。九州北部の表現で炙ると鴨の味がすることから言われていますが、炙って噛もの意味もあるようです。スズメダイの代表料理のひとつになり、パリパリに焼いて丸かじりする食べ方が特に好まれています。
家で作る時は、塩を振ってから冷蔵庫で1~2日寝かせると味が染み込み美味しさが増します。また、半日ぐらい天日にさらすと余分な水分も出て味が濃厚になるでしょう。あぶってかもでは、小さめのスズメダイの方が中骨の硬さが未熟で食べやすいようです。
小さい幼魚のスズメダイにおすすめな調理法・料理
スズメダイではあぶってかもが代表的な料理ですが、他の調理法でも美味しいと言われます。小さく脂の乗りがいいとされるスズメダイにおすすめな料理は、以下の通りです。
・塩焼き
・煮付け
・唐揚げ
・南蛮漬け
・みそ汁
・刺身
・せごし
・チャリフェ
煮付けは、旬が過ぎた時でも美味しい食べ方です。大量に釣れた時は、まとめて煮てもいいかもしれません。また、卵を腹子煮にしても美味しくおすすめです。ただ、骨は硬いため食べる時は伝承のように骨が刺さらないよう注意が必要です。小さめのスズメダイの唐揚げでは、開いてしっかりと揚げると骨も食べやすくなります。
せごしは刺身に骨がついたままのものを指し、中骨ごと薄切りにすると旨味が出て刺身と違う食感が楽しめます。小さめのサイズだと食べやすく、酢味噌で食べるのも人気です。チャリフェは韓国料理で、せごしを調味料につけたものになります。生魚の臭みが気になる人には、せごしよりもチャリフェの方がいいでしょう。
スズメダイを使った人気レシピ
スズメダイの調理法を紹介しましたが、具体的にどう料理していいのかわからない人もいるでしょう。調理法が思いつかない時や大量に釣れた時は、ここで紹介するレシピを参考にしてください。
①スズメダイの塩焼き
あぶってかもは塩をふってから1~2日おくのですが、スズメダイは普通の塩焼きとして塩をふってからコンロで焼いても美味しいです。ウロコは焼くと香ばしくて美味しいため取らずに焼くのがおすすめですが、内臓は臭みの原因にもなるため気になる方は取ってください。
②スズメダイのあんかけ揚げ
スズメダイを唐揚げで終わらせるのではなく、タレを作ってかけても美味しく食べられます。身が小さいため、片栗粉をまぶす時にビニール袋に入れると粉がつきやすくて後片付けが簡単です。味をさらに良くするポイントとして、塩をふって少しの時間寝かすといいでしょう。
③スズメダイのマリネのサラダ
このレシピではロクセンスズメダイとなっていますが、同じスズメダイとしてマリネサラダが作れます。魚を3枚におろすことに抵抗がある場合は、せごしで作ることもできます。刺身に飽きた時にもできる、おすすめの一品です。
スズメダイは捨てずに食べてみよう
スズメダイは釣り人の中では外道扱いされていますが、実際には高級魚として扱われることもあるほどの美味しい魚です。外道と言われる魚の中には、言葉だけで判断されて食べずにリリースされているだけのこともあります。この記事を参考にして、一度あぶってかもで脂の乗ったスズメダイを食べてみることをおすすめします。