ピーマンは生で食べられる?危険?苦味を消す方法やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ピーマンは生で食べられるのでしょうか?危険でしょうか?今回は、種・わたを含めた、ピーマンの生での食べ方や生の強い苦味を抑える方法を紹介します。ピーマンを生で食べるレシピのおすすめも記載しているので、ピーマンの生食に興味のある方は参考にしてみてください。
目次
ピーマンの苦味を抑えて食べやすくするには?
ピーマンにはアルカロイドという毒素が含まれており、アルカロイドが苦みの原因とされています。苦みを抑えて、ピーマンを食べやすくするにはどうすれば良いのでしょうか?アルカロイドの苦みを抑える調理法や、上手な選び方を紹介します。
①繊維に沿って細切りする
アルカロイドによるピーマンの苦みを抑えたいなら、繊維に沿って細切りにするのがおすすめです。輪切りなど横向きにピーマンを切ってしまうと、繊維が壊れるので苦みを感じやすくなってしまうからです。また、繊維に沿って細切りすると、苦味がなくなる他に、食感も良くなります。
②赤ピーマンを選ぶ
ピーマンの種類にこだわりが無いなら、緑色よりも赤ピーマンを選ぶのがおすすめです。緑ピーマンと赤ピーマンは元々同じものですが、成熟すると緑から赤に変わります。赤色は苦みが少なく糖度が高いだけでなく、ビタミンC・β-カロテンなどピーマンの2、3倍含まれており、栄養価が高いというメリットもあります。
ただ、赤ピーマンは緑ピーマンになるのに4~5倍もの時間がかかるため、市場に出回ることは少なく、少し値段が高めである上、熟れが進んでいるので保存期間も短めというデメリットがあります。
③苦味の少ないピーマンの品種を選ぶ
ピーマンを選ぶ際、苦みの少ない品種を選ぶのもおすすめです。赤ピーマン以外にも、苦みを抑えたフルーツピーマンや子供ピーマンというものがあります。
フルーツトマトという品種がありますが、それと同様にフルーツピーマンも甘くて食べやすいのが魅力です。有名な品種は「アナスタシア」や「セニョリータ」などでそれぞれ特徴は異なりますが、どれも甘くて食べやすくなっています。
子供ピーマンという名前は通称で、正式名称は「ピー太郎」と言います。タキイ種苗から販売されており、細長い形が特徴です。ジューシーで、苦みが少ないので子供でも食べやすいでしょう。
④ヘタの角が多いものを選ぶ
緑色のピーマンで苦みの少ないものを選びたいなら、ヘタの角が多いものを選びましょう。ピーマンには、ヘタが5角形のものと6角形のものがありますが、6角形の方が若干苦みが弱くなっているので、ピーマンを選ぶ際にはヘタの数に注目してみてください。また、丸みのあるものを選ぶのもおすすめです。
ピーマンを生で食べるおすすめレシピ
それでは、ピーマンを生で食べるおすすめレシピを紹介します。丸かじりやサラダだけでない生ピーマンの愉しみ方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①生ピーマンと山芋の和え物
・山芋:120g
・ピーマン:120g
・麺つゆ:小さじ3
・ごま油:小さじ3
・かつお節:適量
・ごま:適量
山芋もピーマンと同様シャキシャキ食感を愉しめますし、さっぱりした和のおかずを食べたい方にはぴったりのレシピです。アレンジで梅やしらすを加えても美味しいですし、ゴマの香ばしさも魅力です。